清記&選句
清記&選句
11月句会の清記一覧を発表します。投句された方は速やかに選句に入って下さい。
投句者は、▼えっちゃんあら、▼束束子、▼コビトカバ、▼ラガーシャツ、▼ABCヒロ、▼森野、▼きんつば、▼尾花、▼エミ、▼弥生、▼和談、▼ヨヨ、▼ちとせ、▼アイビー、▼ヨシ、▼ふうりん、▼ダイアナ、▼ナチ―サン、▼かをり、▼てつを、▼茶々、▼玉虫、▼茜ケ丘、▼にゃんこ、の24名。▼島桜子(選句のみ参加)。(▼は選句済み)
選句要領
1 選句期間 11月11日(土)~11月13日(月)
2 選句数 7句 うち1句を特選とする。特選は無しでも構わない。特選2点、並選1点で計算します。
3 選句方法 句番号を書き出すだけでもよい。
4 結果発表 11月14日(火) ただし進捗状況により早まることもあります。
5 その他 投句された方は全員、選句をして下さい。投句してない方も選句に参加できます。ただし、投句者全員の選句が終わった時点で締め切ります。
11月度みんなのネット俳句会 清記一覧
1 発表を終えて秋天高々と
2 飴色に古りし荒櫛木の葉髪
3 色褪せしカヌー立て掛け秋惜しむ
4 収穫の田面に残る稲穂の香
5 山粧う介護施設にネパール人
6 沖縄のシークワサ滋味は緑よし
7 郷里より特Aランクの今年米
8 腹立ちを鎮めるように落葉焚く
9 まだすこし言ひたりぬ母けふの月
10 秋の蚊はとてもゆつくり近付いて
11 神無月伊予路の旅のプロペラ機
12 お十夜のぜんざい目当て講話聴く
13 冬来たるアラビアータや絶品なり
14 付き合ふてくれる人なし日向ぼこ
15 平和なる知覧にばった追いし子ら
16 秋天の淡海ゆったり鷲の舞ふ
17 下校児の路はにぎやか石蕗の花
18 ドライブや紅葉衣のくねり道
19 富士山を揺らして零余子蔓を引く
20 ベビーカー犬が服着る寒露かな
21 一対の懸崖菊の大枝垂れ
22 冬耕の父の猪首は湯気荒し
23 大蕪の総身に甘み詰まりたる
24 ままごとにをのこも混じり赤まんま
25 新海苔にピカピカの艶有りにけり
26 年毎に省略増える冬支度
27 鈴鳴りて茶房の戸風冬隣
28 七五三母の好みの柄にして
29 柿一つ残すや鳥はほくそ笑む
30 初紅葉遠く瀬音を聴きながら
31 裏側で戦い止まぬ冬近し
32 親指を骨に沿はせて鰯裂く
33 さもなくば月光吠えよ闇の道
34 青空を次々離れ朴落葉
35 御雉子山てふ狩場のなごり虚栗
36 外カフェの椅子三席や冬ぬくし
37 鵙翔つや町内一のスピーカー
38 ほろ苦き秋刀魚の腸(わた)の懐かしき
39 厨の灯こぼれ狐の後ろ影
40 園児らの声高らかに落葉踏む
41 凛として木守渋柿鴉舞う
42 歳時記が今日立冬と騒ぎ居る
43 白薔薇の砂糖で炊ぐ新小豆
44 あなた組みし裸火燵を点したり
45 湯船より先客の声今朝の冬
46 紅葉づれる先に散りゆく桜の葉
47 手繰り寄す昔昔や石蕗の花
48 句作りの歩み留むや今朝の秋
49 歳時記に付箋の数多秋深む
50 丁寧な医者の説明秋の虹
51 うんざりと顔に出ている大根引
52 小春日や歳の離れた友出来て
53 寄り添いて雨月の道を傘一つ
54 山車まつり果てて覚ゆる夜寒かな
55 三段目強くなれよと春を待つ
56 見惚れゐる空の赤さに秋を知る
57 冬空にタッチアンドゴーの練習機
58 齧られし柿の転がる屋根の上
59 冬浅し猫と目の合う硝子窓
60 一人居のコスモス十を数へたり
61 ままごとの大人の会話秋日和
62 日を集め銀杏黃葉の散りし丘
63 冬の来るさまを遠見のちぎれ雲
64 山茶花や垣根華やぐ古屋敷
65 柿落葉手に見てあれば愚図といふ
66 藤袴アサギマダラを呼び込みて
67 鶏頭の紅は謀叛の旗印
68 猪を見つ芦屋の坂のレストラン
69 ゴッホなら今日の紅葉をどう描く
70 しみじみと一世短し虎落笛
71 認知症予防に俳句芭蕉の忌
72 秋鴉ハハハハと鳴きあざ笑う
73 ちょっと褒め脇芽をもらふ菊花展
74 変顔の写真ばかりや七五三
75 秋祭り回し呑みして逸りたる
76 今朝早く裏の八百屋に蕪の出て
77 上方は燃えるが如く寒昴
78 山に入る漢の料理きのこ汁
79 切られけり深きに潜むさつまいも
80 露の世に魔女を飛ばせしハロウィーン
81 自然薯の長さほどなり悔やみごと
82 どきどきの実験あとの青写真
83 灯台は直立不動鳥渡る
84 献体に馳せるを思ひや冬始め
85 酒臭きひよろつき鬼や秋祭
86 干上がりし魚道に這へる穴まどひ
87 身に入むや娘嫁ぎし街の夜
88 錦秋に暑さ増す日や猫欠伸
89 生くるには止まれぬ事情熊らにも
90 石蕗やひっそり咲きし頑なに
91 秋天の下で輝く穂は黄金
92 コスモスや辞めるのを止め背を正す
93 懐手犬に説教してるらし
94 大熊手景気づけよと苦笑
95 お大事にと電話を切れば後の月
96 金色の甘薯バターと炊き込んで
97 神迎番手に剃りぬ祖父の髭
98 雨戸開け日差し目映し今朝の冬
99 海見える場所を選んで蜜柑狩り
100 ブギウギの陰は陽へと帰り花
101 まだまだよ足りない補強竜の冬
102 真っ赤だね童もはしゃぐ秋夕日
103 幾万のコスモスなれどなみだかな
104 貌かたちよきを選びて木の実独楽
105 湯気立てゝ頭皮目覚めるマッサージ
106 残り香のたゆたふ夕の藤袴
107 ブギウギはズキズキ楽し夜長かな
108 犬の爪切つてけふより神無月
109 AIの功罪論議冬に入る
110 秋冷の飛騨の空突く槍穂高
111 遠来の身内饒舌ひやおろし
112 半袖の闊歩する街冬隣り
113 フロントへ枯葉シヤツポに乗りて来る
114 冬蝶の黃を踊らせる風のあり
115 燃え尽きるまでの仔細や秋夕焼
116 爽やかや郵便受けまでの十歩
117 小春日やふとんは雲のやわらかさ
118 立冬の厨に捜す蒸し茶碗
間違い、その他不都合な点をご連絡下さい。