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スレッドNo.3148

特選句の鑑賞

26後朝の裾に縋れど春の霜(ダイアナさん)

この句は私しか選んでないのですが、とても印象深かったので特選にいただきました。 最初、源氏物語の世界かな、とも思ったのですが・・・? 北原白秋の恋を連想しました。 白秋の最初の妻となる俊子は人妻で不倫の恋。当時は姦通罪があり夫が訴えれば監獄行となるのですから、その覚悟は凄いものがあると思います。 やはり夫は訴えた。そこで俊子は入獄させられたのだが、2週間ほどで告訴は取り下げられ出獄することが出来た。
「後朝(きぬぎぬ)の裾に縋れど・・・」と作者は切ない気持ちを詠んでいる。季語に「春の霜」を斡旋したのは、冷たい霜なんだけど少し柔らかくホワァーとさせた作者の優しさと思われます。
晴れて白秋と俊子は結婚したのだが、1年ほどで離婚している。

いろいろ連想してしまいましたが、ダイアナさんの作意からかけ離れているかも知れません。その時はお許しください。(尾花)

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尾花さん、後朝の句を採って下さりしかも特選で、ありがとうございます。
おっしゃる通り、(アイビーさんも)私は源氏物語をイメージして作りました。白秋の恋の話は存じませんでした。私の句から連想が広がったなら嬉しいことです😃
季語の春の霜は私はこの句では冬の霜にもまして儚い物と伝えたかったのですが、春の霜の本意は何でしょうか?どなたか教えていただけますか❓️🙏

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後朝(きぬぎぬ)という、今では死語に近い言葉に、果敢に挑戦されたダイアナさんの意欲に敬意を表します。尾花さんは北原白秋の事件を想定されましたが、私は王朝絵巻・源氏物語の世界を想起します。同じ句から読み手の解釈が分かれるところも俳句の醍醐味でしょうか。

引用して返信編集・削除(編集済: 2024年02月14日 17:29)

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