令和の米騒動?
米が逼迫している。米作民族の日本、米にまつわる騒擾は政情不安に結び付く。近いところでは大正7年の米騒動がある。投機筋の思惑が絡んだこともあり、庶民の怒りは頂点に達し、時の寺内正毅内閣は吹っ飛んだ。翻って現在、5キロの米が1500円~2000円で買えたものが3000円以上の値をつけている。よく暴動が起きないもんだと思うが、庶民はいたって冷静である。少し待てば新米が流通するようになることもあるが、高けりゃ買わないだけの話だ。パンや麺類の代替品があることが一番の理由だろう。かくして、日本人のコメ離れは進む。