清記&選句
清記&選句
7月句会の清記一覧を発表します。投句された方は速やかに選句に入って下さい。
当句者は、▼かをり、▼えっちゃんあら、▼ABCヒロ、▼森野、▼ヨヨ、▼あい、▼コビトカバ、▼玉虫、▼和談、▼ラガーシャツ、▼弥生、▼尾花、▼ちとせ、▼てつを、▼落方、▼ふうりん、▼ヨシ、▼にゃんこ、▼ナチ―サン、▼ダイアナ、▼アイビー、▼茶々、の22名。(▼は選句済み)
選句要領
1 選句期間 9月11日(水)~9月13日(金)
2 選句数 8句 うち1句を特選とする。特選は無しでも構わない。特選2点、並選1点で計算します。
3 選句方法 句番号を書き出すだけでもよい。
4 結果発表 9月14日(土)
5 投句に参加しない方も選句することも出来ます。投句者全員の選句が終わっても、スケジュールの前倒しはしません。
9月度みんなのネット俳句会清記一覧
1 長き夜や子の住む町へ行くと言う
2 耳遠き母のスマホへ虫の声
3 娘らに背中押されて踊の輪
4 休日の朝に一鳴きつくつくし
5 いや勝る地球沸騰八月尽
6 降り立ちて靴履く今日も秋暑し
7 無花果やテーマの重いドラマ観る(
8 秋めくやテーマを決めて一人旅
9 豊の秋棚田黄金に膨れをり
10 敬老の日口も立つ人ボール打つ
11 目覚むれば蝉爆弾は何処へと
12 風の盆神も佛も姿付けて
13 晩学や絶対旨いふかし芋
14 賢治忌やカタカナ文字の詩を謡ふ
15 甘栗や剥けずに泣いた頃もあり
16 まだ来ない迷走台風まだゐたか
17 蔓茘枝爆ぜる未だに来ぬをとこ
18 地虫鳴く巨大地震のこと思ふ
19 風の盆パラリンピックは金メダル
20 襤褸の月ホハレ峠の死者生者
21 鬼灯を鳴らす昭和の音がする
22 買ひ手なき家に背高泡立草
23 間引き菜や笊一杯に貰い受け
24 身に込むや古き手帳の住所録
25 庭先をすっと遮る糸とんぼ
26 岩山に朝日当たりぬ秋の水
27 秋めくと昨日の朝は思ひしに
28 夜の長し稽古に励む囃子方
29 三日月やまだ帰らない大学生
30 胡弓の音編み笠舞うや風の盆
31 秋深しまたも転勤告ぐる報
32 ねんごろに葛の葉垂れるダムの村
33 叢で御時知るか虫の声
34 鉦叩石垣だけが残る城
35 秋桜の数多揺れる離島の地
36 肋骨浮きたる野良や秋暑し
37 献杯の仕草艶めく風の盆
38 たとふれば微笑ならん桔梗咲く
39 首筋の夜風へ秋は忍び込み
40 台風に忙中閑ありじいっと待つ
41 草は穂に浮いた噂は聞かぬまま
42 次々に稲起ち上がり刈られけり
43 水飲みて飲みて汗へと秋扇
44 老境に老春のあり爽やかに
45 秋茄子や自然法爾(じねんほうに)に輝けり
46 コスモスの畑に少年立ち尽くす
47 退院のまず入院や今日の月
48 蕎麦の花まれには通る対向車
49 ファインダーに途切れぬ人や曼珠沙華
50 虫の恋草むら渡る夜の風
51 真ん丸のパールの如く月満ちる
52 雨乞や路傍に繁茂猫じゃらし
53 朝顔の車庫の上なる濃紫
54 亡き姉の面影宿す百日紅
55 秋来る抱える程に借りる本
56 義足もて秋風蹴るやパリ五輪
57 合宿のオーボエの子の夏終る
58 美しい森を歩みて露の秋
59 夕焼や信号待ちの交差点
60 蚯蚓鳴く夢の途中に目覚めけり
61 高騰の新米年金は目減り
62 初秋に物価高凌ぐ焼き芋や
63 釣り人の魚篭に初秋を尋ねをり
64 期待する心はシャインマスカット
65 台風の目を観る神の眼の画像
66 穂につどひ風にあそべる秋茜
67 敬老の日二言目にはキセル打つ
68 預かりし犬に連れられ野路の秋
69 キチキチや日暮は淋し猫を抱く
70 裾分けを届けて転ぶ厄日かな
71 台風のおかげで観れた新喜劇
72 藍色に楚々と点しぬほたる草
73 名月を盃に浮かべて女(ひと)思ふ
74 門限は破つてなんぼいぼむしり
75 里芋の水玉きらり葉が揺れて
76 山一つ動かす如し虫時雨
77 しみじみと新米の値を考へる
78 お持たせはフルールケーキ小鳥来る
79 叩き練る合い挽き肉や豊の秋
80 秋声や在りて見えざる父の星
81 故郷や子の足洗う盆の波
82 螻蛄鳴くやピーポーの音ひきりなし
83 巡る季のいずこより湧く虫の声
84 聞き役の吾枝豆の莢の山
85 弥生杉地に還るらし島は秋
86 初茸や仏は常にいませども
87 稲刈を見る二千歩の徃き還り
88 口寂し鬼灯鳴らし母を待つ
89 秋灯や車窓に旅の果のあり
90 青春やよさこい祭りに打ちこんで
91 初紅葉白馬五竜の板の道
92 数独を口論しつつ夜の秋
93 庭の甕蛙飛び込む秋暑し
94 夫居れば夫のテレビや秋深む
95 献体の妣帰り来ぬ白芙蓉
96 頬に触る風変わりゆく葉月尽
97 文机は父の遺愛や秋の暮
98 暑気払い屋上渡る宵の風
99 おはぐろのつゐと入來る厨かな
100 思うまま動かぬミシン秋暑し
101 野分立つ寝椅子に母とともる夜
102 秋高しポニーテールも高めにす
103 秋暑し南海トラフの上にをり
104 大丈夫なんとかなるよ厄日かな
105 真青の背手剝きて鰯だんご汁
106 虫鳴いて防犯カメラ作動中
107 二杯目は塩むすびにて今年米
108 出来を訊く客や葡萄の直売所
109 なぞなぞの答えに窮し葡萄食む
110 錦秋や鶴が兎と鹿連れて
間違いその他不都合をご連絡下さい。