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スレッドNo.6256

選句の感想

再訪はひとり秋麗上高地 (尾花さん)
以前この地(上高地)に来た時には、二人もしくはグループだったのでしょう。ひとりに淋しさよりも清清しさを感じるのは、秋麗という季語のせいでしょうか。

秋彼岸木魚の漏るる森の寺 (和談さん)
静かな森の中の小さなお寺の風景がみえてくるようです。

ifといふ別の人生鰯雲 (アイビー)
特選にいただきました。英語を使っていてもそれほど違和感なく読めるのは、if(イフ)といふ、という韻?を踏んだ表記の効果だと思います。季語の「鰯雲」といい、隙のない上手い句と思いました。

モノクロの雨降り止まず破蓮(やれはちす) (ヨシさん)
しずかに冬に向かっていく色のない池の風景を思いました。

菊の香の拡がる雨後の地蔵堂 (弥生さん)
雨後の土の香よりも強い菊の香りに、供花の絶えない地域の人にとても大切にされている地蔵堂を思いました。

包帯のはらりとほどけ剥く林檎 (かをりさん)
剥いている林檎の皮が、包帯がほどけていくように長くなっていく様子を思いました。「包帯のはらりとほどけ」と「剥く」の間に(主語の?)捻れがあることで、何度も読み返してしまいます。

高架下ブルーシートの小屋の秋 (ダイアナさん)
社会詠として読みました。小屋を眺めるだけで何もできない私…間もなく厳しい冬がやってきます。

秋が来てゐる鉱山の百葉箱 (かをりさん)
山の紅葉と百葉箱の白の鮮やかな対比をまず思いました。でも、すでに廃坑になった鉱山なのかもしれません。朽ちかけた百葉箱のくすんだ白に無常観を感じます。

引用して返信編集・削除(編集済: 2025年10月18日 22:12)

かをりさん
廃墟、廃道に行かれるのですね。私はなんだか怖い気がして現地にはとても行けません。かをりさんの「また、そんな句」を楽しみにしています。

ヨシさん
雨に打たれるままの蓮…。「やれはちす」という音の響きも素敵です。

ありがとうございました。

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こんにちは。
にゃんこさん、破蓮の句を採って頂きありがとうございました。雨水を玉に弾く勢いのある時期を過ぎ雨に打たれるままの破れ傘のような蓮にセンチメンタルな気分になり詠みました。

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にゃんこさん、二句も採っていただき、うれしいです。
今月は出句しないつもりでしたので、なおさら。。
包帯の句は、そうです。私は先にくるくる皮を剥いてから四つ割にします。
そこが知らずしらずシンクロしていたようです。
百葉箱の句,私は廃墟、廃道マニアです。特に廃園になったレジャーランドの乗り物、遊具はいいですね。
またそんな句を詠んでみたいです。

引用して返信編集・削除(編集済: 2025年10月26日 14:13)

アイビーさん
掲示板の管理、いつもありがとうございます。
結果発表でアイビーさんの句とわかり、納得です。
これからもよろしくお願いいたします。

弥生さん
野菊はよく香るのですね~。おうかがいしたことで、景の輪郭がより鮮明になりました。ますます弥生さんの句が好きになりました。

尾花さん
コメントを読ませていただいて、季語のすばらしさを感じました。同時に(初心者としては)季語の難しさも…。

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にゃんこさん
秋麗の句の感想をありがとうございました。
〝ひとり″をいれるとどうしても淋しさを感じてしまうので季語に迷いました。
〝秋麗″として清清しさを感じていただき良かったです。

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にゃんこさん、菊の句の感想ありがとうございます。
お地蔵様に野菊がお供えされているのを見かけました。
野菊って儚げですが意外と香りは主張するんですよね。

弥生

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拙句を取り上げていただきありがとうございます。その上、特選の栄に浴し、身の置き場がありません。まあ、あまり掲示板の勧進元がでしゃばると碌なことがありませんので、このぐらいに。

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