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スレッドNo.6565

アイビーの俳句鑑賞 その4

アイビーの俳句鑑賞 その4

今月も少なからぬ無点の句が出てしまった。無点句と傑作俳句を分けるものは、一寸した加減に過ぎない。では、どこをどう直せばよかったのか皆さんと一緒に考えてみたい。

冬日射す水飲み台に小鳥の像 (無点句)
何処の小鳥の像か分からないから、読み手の共感が得られなかったかも知れない。俳句は「あるある感」に訴える面もあるので、場所を特定出来ないのは不利だ。あるいは観光地にある像かもしれない。だとしたらなおのこと読み手の予備知識に委ねる部分が多くなる。

冬の朝烏らは鳴き芥を出す (無点句)
俳句は見慣れた光景から、なにがしかの新しい発見があれば、8割方できたも同然だ。ところが、標記の句は読み手に何を伝えたいのか分からない。座五の「芥を出す」というのがまず、分からない。自分では100%分かっているのだが。

パリパリと音する夜道聖夜ミサ (無点句)
パリパリというオノマトペは、なにを表現したものかよく分からない。寒さか霜柱を踏んだ時の擬音か、はたまた凍星のチカチカ光る様子なのか。読み手の側もよく判断に迷う。

雪降ればちちははの声雪積もり (無点句)
積もるのは「ちちははの声」なのか「雪」なのか、一瞬まごつく。「積もる」と言っている以上、雪なのは自明で、迷う方がおかしいのだが。錯覚させるのは語順を入れ替えれば済むことだ。「子を案ずちちははの声雪積もる」

電飾の街や二人のクリスマス (無点句)
恋人同士が二人。賑わいのクリスマスの街をデートする。「電飾の街」に焦点を当てたのか、「二人」に焦点を当てたのか判然としないのが気になる。切れ字「や」を使って切れ入れているのが、この場合は裏目に出たように思う。句またがりの手法を使って、「二人のクリスマス電飾の街を行く」。

寒烏逢引きですか見つめ合ふ (無点句)
中七の「逢引きですか」は如何なものか。折角、面白い場面に出くわしたのに、あたらシャッターチャンスを逃してしまった。「寒烏引けば負けだと見つめ合ふ」

アイビーの俳句鑑賞:完

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アイビーさんへ
 冬日射す水飲み台に小鳥の像 
ちとせの句取り上げて下さり有り難う御座います。句友を訪ねた時玄関先に1m程のポールの上に石造りの摺鉢状の小鳥の水飲み台間中に石の小鳥が、冬日を浴びて素敵に見えました。どう捻くってもあの時の雰囲気は描けません、残念、消化不良です🙇‍♀️

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10年ぐらい前のことですが、北海道に旅した折に現地のガイドからこんな話を聞いたことあります。厳寒の冬、どこからともなくミシッミシッと音がするのです。北海道以外ではそんな体験は聞いたことがありません。極寒い日の深夜、ひと冬に2~3回のことですが、最近は聞かなくなったとのこと。どこから音が聞こええるのか、北海道生まれの彼もいまだに謎だそうです。

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パリパリと音する夜道聖夜ミサ
玉虫の作る俳句で、本当に良く有る失敗に
自分の体験は皆の体験!との早とちりがあります。
やっちまった~と思いもせず・・・
今回は北国の真冬、真夜中、道を歩けば当然あの音がする!
ギシギシ?ギュギュ?パリパリ!!
こんな具合の発想。
頬の痛いほどの冷たさより、歩く度に音のする寒さを俳句にしたかった。
真夜中に外を歩く事はそんなに有りません。
年越しのお詣りとか、深夜のミサとかくらいでしょうか?
凄く凍てついた道の音を。
アイビーさんに指摘されるまで、自分の体験は皆の・・・でした。
一句作ったとき自分から離れて
見直す事を肝に銘じます。
で、パリパリの句です。パリパリと靴音集う聖夜ミサ・・・アカンです!!
いつかパリパリを一句に。宿題とします。
ご指摘感謝します。ありがとうございました。

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