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スレッドNo.728

無点句探訪

今月は無点句、いい感じでした。

35 恍惚と蟷螂雌に喰はれゆく 
精神的あるいは肉体的な苦痛に快楽を感じる・・・人間界の倒錯は虫たちには本能でしょう。
とても面白かったですが、恍惚が生臭いので 無機的して
夕晴れや蟷螂雌に喰はれゆく

36 爪切りて爪のさみしき山茶花
寂寥感はわかりますし、山茶花の子季語とかにして下五が落ち着けば、とてもいい句だとおもいます。
あと、さみしき山茶花、山茶花が寂しいのではないのです。爪のさみしさかなあ。

42 人間界もしたい放題泡立草 
環境問題、主張のある句です。多分セイタカアワダチソウの方ですよね。

53 幹に触れ銀杏落葉を振り仰ぐ
座五がもったいないです。一斉に散り落ちた銀杏の葉のことですもの。
私も幹に触れて何か詠みたいです。

生意気書いてすみません。

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無点句に名乗りを上げるのは私自身、全然臆するところはございません。
岩座神さん、アイビーさんのお二方には敬意を抱いております。
逆に高得点句、何故とらなかったのか、こんな恐ろしいコメントはできませんよ。
あくまでも私の好みとなるゆえ・・・

引用して返信編集・削除(編集済: 2022年11月21日 22:12)

恍惚と食はれゆくの句はアイビーの句です。カマキリは交尾のあと雌が雄を食う習性があります。共食いです。一般に弱肉強食の自然界では、強者が弱者を急襲し、弱者は逃れようと必死の抵抗を試みます。襲うものと襲われるものと命を懸けた攻防があります。ところがカマキリは交尾の最中に交尾の相手に食われてしまうのです。この様子はユーチューブでも見ることができます。恍惚としたのは表現上の修辞ですが、少なくとも弱肉強食の苛烈さはありません。強いて言うなら「従容」でしょうか。どちらにせよグロテスクの謗りを免れませんが。

引用して返信編集・削除(編集済: 2022年11月21日 13:13)

幹に触れ銀杏落葉を振り仰ぐ  そうなんです へまでした  幹に触れ銀杏散れるを振り仰ぐ が動詞三つに散れるが怪しい
まあ銀杏落葉をから、を、を取って銀杏落葉(いちょうらくよう)とごねる方がよかったか  大体掴らずに見上げるとよろけてひっくり返るのを幹に触れなどというのがおこがましい  妻の肩持ちて見上ぐる銀杏散る これを動詞三つなどというのはよほど上品な人の話で現実はもっと厳しい 妻の肩を持った瞬間、手を振り払われるのだ そうして失敗を逞しく笑いに変えて生きていくのだ
突っ込まれるのも悪いことばかりじゃない 恥ずかしくて顔が赤くなって70年の時空を超えて紅顔の美少年に戻るのだ
これくらいでかをりさん許してくれる?

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