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スレッドNo.7389

選句鑑賞

選句の際に感想をメモしたままですので、作者のお名前は知りません。
良い句は良い句です。

80 補助輪を外し五月の風となる
「補助輪を外す」という具体行為が、そのまま成長の象徴になっています。
解放感がまた爽快。すぐさま特選でいただきました。
たった17文字で映像・季感・感情が自然につながった佳句です。

5 鯉幟吐息吐きつつ畳まるる
畳まれてゆく鯉幟を「吐息吐きつつ」と見た感覚がいいですねえ。
節句の終わりの寂しさまで含みます。擬人化はかくあるべしのお手本ですね。

18 光琳も描かずに居れず燕子花
燕子花と光琳の取り合わせは王道ながら、光琳も(私も)を隠し「描かずに居れず」が作者自身の感動にもなっている。
作者は作画に覚えありでしょうか。花の美しさだけでなく、芸術的情熱まで含まれているのが魅力です。

47 鳥語降る丘に樗の花こぼる
「鳥語降る」が美しい。聴覚から視覚へ移る流れも自然で、初夏の気配が豊かです。
この時期の春から初夏への移ろいを柔らかく伝えます。丘全体が生きているような詩的描写です。

99 老鶯やこれ正調と言いたげに
選句の中で一番映像が少ないですが、ユーモアと耳の良さで充分伝わります。作者の敬意がある擬人化がいいなあ。
特に「と言いたげに」が効いていて、余白を残しています。
鯉幟の句(丁寧に畳む映像が見えますでしょう)もそうでしたが、擬人化の可能性は敬意とユーモアですね。

五月は「説明に寄る句」より「像で見せる句」 のほうがことさら強い会でした。
光線が強くなり、万物みな陰影がけざやかです。
読者に感じさせた方が余韻が深くなる、俳句は十七音しかないので、像で見せて欲しいですね。
時間があったら一言コメントしたいくらい、力作もひしめき、勉強になりました。

引用して返信編集・削除(編集済: 2026年05月10日 21:19)

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