僭越ながら選句の鑑賞をさせていただきます。
(特選)10 かぷかぷと笑ふ百才春盛り(あんのんさん)
数年前、国民的人気となった100歳のきんさんぎんさんを思い浮かべました。とても明るくて笑顔の可愛いおばあちゃまでしたね
「かぷかぷと・・・」というオノマトペ。私は始めて聞きましたがユーモアもありピッタリ!と思い特選にいただきました。
17 玄米の茶殻啄む雀の子(ちとせさん)
玄米茶の香ばしい香りが残っているんでしょうね。雀の為に庭に置いておくと雀の子が啄みに来ている。
それを愛おしく見ているちとせさん。とてもいい風景ですね。
19 焦げも好き筍飯を一膳半(玉虫さん)
炊飯器で炊くご飯はお焦げにならないでしょうが、筍飯とかその他のまぜご飯では時にはお焦げになることもあるでしょう。
そんな時は普段よりも食が進みあと少しおかわりを・・・!ということに。お醤油の香りまでしてくるようで美味しそうです。
32 焼酎やだれ憚らぬ国言葉(アイビーさん)
仕事帰りにちょっと一杯で寄ったお店。スーツ姿の紳士もお酒が進むにつれて心がほぐれ、声が大きくなり、国言葉も出て周りを
巻き込み楽しくなってくる。季語の焼酎が気さくなお店を想像させてくれます。
38 好きだよと伝えたかった春の道(コビトカバさん)
この句いろいろ想像させてくれます。「春の道」ですが、もしかして夜で・・・朧月夜かもしれない・・・告白出来なかったのか
なぁ・・・何故伝えなかったんだろう・・・その後どうなったんだろう・・・?
多くの人がそういう思いの一つや二つ胸にしまっているのではないかな? また秋になったら「秋の道」で発表してください。
47 鳥語降る丘に樗の花こぼる(森野さん)
鳥は恋の季節しきりに美しい声で鳴き、丘にはやさしく醸すように咲く樗の花が。あるかなきかの風に花をこぼす。ベンチがあっ
たら座って留まっていたい場所ですね。
80 補助輪を外し五月の風となる(弥生さん)
多くの方が心を引かれた金賞の句おめでとうございます。
私も「五月の風となる」がとても好きで選ばせていただきました。
85 水馬小さく跳んで威を正す(ナチーサンさん)
アメンボの動きをとてもよく観察していると思いました。スイスイスイスイどこまでも行くという感じではなく、スイと跳んだら
次にどちらに行こうか考えているようにも見えます。それを「威を正す」と詠まれました。なるほどと納得です。
※ 尾花の勝手な鑑賞です。作者の意と違っていましたらごめんなさい。
尾花さん、五月の風の句をお褒め頂きありがとうございます。
今年は早くに暑くなり過ぎて「五月の風」を楽しむ期間が短かったのは残念でしたね。
弥生
アイビーさんへ
「焼酎やだれ憚らぬ国言葉」
今まで焼酎で晩酌しながらプロ野球を視聴していました。贔屓チームが勝ったので最終的にこのサイトを開きこの句に出会いました。当地でも九州、東北からの企業進出が多く多くの知己を得ています。今年長寿会へ入会しましたが新たに会長に就任した方はボランティア仲間で釜石の方。東北地震で親族を亡くされ東北訛りが顕著ですが方言にはそこはかとした暖かみがあり焼酎派、長く付き合っています。九州といえば芋焼酎ですが何故か馴染まず私は麦、最近は弱くなり3:7の割合でコップ2杯に留めています。家族には自粛を求められていますが長寿の秘訣と割り切っています。(同好会の相次ぐ解散で飲み会の機会が極端に減り嘆いています)
尾花さんへ
春の道の句の鑑賞ありがとうございます。
春は卒業と入学の季節でどうしても別れと出会いがあります。
自信も勇気もなく、好きだと言えずに学校がバラバラになっちゃった
という気持ちで作句しました!
私の話ではありません(о´∀`о)
尾花さん、私の句「焼酎やだれ憚らぬ国言葉」を取り上げて頂き有難うございます。
私の前職場は九州の出身者が多い職場でして、「なしてそんばこついうとか(何故そんなことを言うのですか)」、といったような会話が飛び交うのが常でした。一体にイントネーションが、真逆になると思えば間違いないようです。
可笑しいのは固有名詞も訛っていることで、自動車用プラスチック部品を造っているイノアックという会社があります。イノアックの工場を見た時に、面白いエピソードがあります。普通でしたらイノアックとフラットに発音しますが、九州出身者は最初のイを高く発音したのには驚きました。音の高い低いを示すなら、イ・ノアックですね。会社名ですから、九州であろうと東北であろうと、イノアックはイノアックで変わならい筈です。
九州と言えばなんといっても焼酎です。最近は25度のマイルドなものが幅を利かせていますが、当時は「薩摩白波」に決まっていました。
尾花さんへ
樗の花の句の鑑賞をありがとうございました。
安心してください。ベンチはあります‼ 2つ‼ それも樗の花を見上げる位置に‼
遺跡の丘を上り切った所に梅林があり、規模は小さいですが、足もとを見れば水仙や捩花等があり季節に合わせ咲いてくれます。その梅林の中に樗の大木があります。季節が来たらその大木をキラキラ金鈴子が輝きます。