MENU
451,080

スレッドNo.861

72.伊那谷の妻恋ふ鹿の鳴きやまず・・この句の背景

管理人さま、皆さま、お仲間に入れて頂きありがとうございます。 森野と申します。 この度の伊那谷の鹿の句につきまして少しお喋りさせて頂きたいと思います。
人生を楽しむことが大好きな校長とその仲間達で、同校(小学校)の用務員をされていた方を大鹿村(長野県)に訪ねて行きました。家はその方の手作りで、その方の山の木材を使い、増築を重ね遊び心満載の面白いお家でした。 夜、広い庭でバーベキュウをしておりました時、川向こうの闇の中から何か切ない寂しげな鳴き声が聞こえてきました。 それも長~く長~く続き「あの声は何ですか?」と聞いたら「この季節にはよく有るんですよ、雄鹿が鳴いているんです」という返事! 闇深い伊那谷に生命の声を聞いた思いがしました。 2000年まで1ヶ月余り残した冬の始まりの頃でした。

引用して返信編集・削除(未編集)

「妻恋ふ鹿」の句を拝見させていただいた時、百人一首にあった「奥山に紅葉踏み分け鳴く鹿の声聞く時ぞ秋は悲しき・・・作者忘れました」この短歌を思い出しました。 雄鹿が鳴く声を聞いたことはありませんが秋の発情期にだけ鳴くという。 鹿の心情はさておき詩人俳人の心を打つものなのですね。特選にいただきました。

引用して返信編集・削除(未編集)

作者の森野さんの背景を読ませていただきました。最初は、「(鹿が)妻恋ふ」のは俳句表現にしても少し言い過ぎでは、と思いましたが、作者ご自身の説明をうかがい腑に落ちました。あらためて味わい深い句と感じ入りました。有難うございました。

引用して返信編集・削除(未編集)

このスレッドに返信

このスレッドへの返信は締め切られています。

ロケットBBS

Page Top