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スレッドNo.172

論語でジャーナル

6,子夏曰わく、博く学びて篤く志(し)り、切(せつ)に問いて近く思う、仁はその中に在り。

 子夏が言った。「広く学んでしっかり記憶し、鋭く質問して身近な問題について考える。こういう中から仁徳が生まれる」。

※浩→「志」を「識」つまり「記憶する」、「学」は他人に習うことで、この習ったことを「篤く志る」つまり、確実に記憶することと、貝塚先生の解説。「切に問いて」の「切」は「切磋琢磨」の「切」で、玉を磨くように鋭く問いかけるということです。博学な知性と堅固な意志、直近の問題への関心の大切さ……、野田先生がまさにそうでした。この掲示板の「質疑応答掲」からもよくわかります。とにかく多才。ほとんどの質問に即答です。さらに2時間の講演や講義を台本なしで宙でなさいました。私なんかは絶対にカンニングペーパーが必要です。内容を覚えるには覚えますが、何もなしにというわけにはいきません。飲み会では、気軽なおしゃべりで、次から次へのいろんな話題が飛び出します(笑)。武道の世界では、「守る」「破る」「離れる」という段階があるそうですが、まずは基本的な「型」をしっかりマスターしないといけません。それができると今度は型を破ることができるそうです。で、もう一段向上すると、もとの「型」も「型破り」にも縛られない、自由無碍な段階に達するのだそうです。野田先生はこれです。私はどこまで行っても「守る」段階のままのようですが、それで一向に構いません。「まだ足りぬ。学び学びてあの世まで」です。落語の「地獄八景亡者の戯れ」ふうに言うと、三途の川までの道中も、もしかしたら野田先生の「勇気づけの歌」などを復唱しながら歩むことになるのかもしれません。

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