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スレッドNo.189

論語でジャーナル

14,子游曰わく、喪は哀を致して止(や)む。

 子游が言った。「喪(も)は悲哀の情を十分に尽くせばそれでよろしい」。

※浩→「喪」は、親族の死にあったときの儀礼・心理を言う。「致」は「究極」。
 古注では、悲しみのあまりまったく絶食して、自分の生命まで危なくするのは行き過ぎだとします。新注では、悲哀の情が大切で無用の装飾を加える必要はないと。子遊学派も礼を重んじるので、細部にこだわる桂婚があったので、それを戒めたのでしょう。
 このお正月に先立って喪中による年賀の欠礼状を何通かいただきました。私は最近は郵便局で印刷してもらった賀状を送っています。11月中旬くらいにはできあがってきます。宛名はパソコンに頼らず、下手ながらも心を込めて筆ペンで1枚1枚書きます。早めに着手して12月20日ごろまでには何とか投函できていました。そうしていると、書き終えたあとに、「喪中欠礼状」が来ることがよくあります。こんかいも2通ありました。まさか、「欠礼状はもっと早く出せ」とも言えなくて、毎年何枚かの年賀状をある意味無駄にしてしまいます。ちょっと調べてみました。
 近親者が亡くなって一周忌を迎えるまでの期間は喪中となります。そのため、年賀状を出せない理由を伝える「年賀欠礼状」を送ります。相手が年賀状を準備し始める前に知らせるために、12月上旬には投函するのが一般的です(おー、やはり私が年賀状を書くのが早すぎたのか)。年賀欠礼状には、故人の名前や命日、続柄などを記し、喪中のため新年のご挨拶を控える旨を伝えます。
 一般的に、喪中となるのは亡くなった親族が2親等以内である場合です。夫や妻は0親等、父母、義父母、子どもや子どもの配偶者は1親等、祖父母、孫やその配偶者、兄弟・姉妹やその配偶者、義兄弟・義姉妹やその配偶者が2親等です。2親等以内に不幸があった場合は喪中はがきを出します。そして、喪中となった際に毎年年賀状交換を行っている方々に対して、年賀欠礼状を送り、年賀の挨拶を控える旨を伝えます。ただし、故人との関係がご自身より近い方や、同様の理由で喪中である親族に対しては、年賀欠礼状は必要ありません。
 年賀欠礼状は、年賀の挨拶を控えることを伝えるために出します。そのため本来は年内に届けば問題ありません。しかし、年賀欠礼状を受け取ったら年賀状を送らないというのがマナーとなっていますので、相手が年賀状の準備を始める12月初旬には、相手に到着するようにしましょう。年賀状の引受開始の12月15日を過ぎると、相手がすでに年賀状を出してしまっていることもありますので注意しましょう(これだね、私の場合は)。

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