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スレッドNo.222

「学校に行く目的」結論を出したい

Q0390
 不登校の子どもと接する中で、「学校に行く目的があれば学校に行くようになる」と以前、先生のお話を聞き、目的を一緒に考えたり、将来の職業をイメージするようなことを一緒にしていますが、どうしてもそこで形のある結論を出したくなる自分がいます。また、今子どもが休んでいることは、他のクラスの子どもたちにとって迷惑になる、というより、何の意味もないということ、誰も困らないように思い、むなしくなると思うことがあります(野田:世界中が困っている、お宅の子どもが休んでいるので。“タダ飯食ってるんだぞ”)。具体的に子どもにどう言葉をかけていいのか、勇気づけの言葉について今日お話を聞けるのかと思っています。少し触れていただけるとありがたいです(野田:「お前タダ飯食ってるんだぞ、わかってるか。ビアフラでは難民が飢えるんだぞ。飯食うなら働け」)。学校の先生から、「子どもの不登校についてクラスの子どもたちにどう説明していいかわからない」と聞きます。今はあまり触れていないとのこと。「どう言えばいいのですか?」と質問され、返答に困ります。何か親からお願いするとしたらどうしたらいいでしょうか。今、人生について深く考えております。

A0390
 急いで結論を出す問題じゃないと思う。今の文明全体がぶつかっている壁のうちの1人なんだから、とにかく「あなた具体的な答えを出しなさい」という話じゃないと思う。子どもが不登校になる以前に子ども自身も親も教師もイメージしていた未来じゃない。今まで不登校児が結局大人になってどうなったかを見ていると、まあ、多くの子が職人さんの世界に入っていったと思う。男の子に関しては。お寿司屋さんになったとか、ある資格を取ったとか、昔で言うところの「士農工商」の「工」ね。今、そういう職人さんの居場所がこの世にないから、全員商人だから、具合が悪いんだと思う。あるいは、もうちょっと変わったところへ行った子もいることはいる。自衛官になったとか。あれもある子たちにとっては素晴らしく適応できる世界です。それからポルノ男優になったとかね。素晴らしい未来ですね。その子たちの入っていく世界を試行錯誤しながら時間をかけて探していくんだ。「そこを一緒に暮らしていこうね」ということさえ確認できていればいいと思う。あなた方は今、タダ飯を食っている。で、本当に働いている子とか勉強している子とかが食べなきゃいけないご飯を、あなたが勝手に盗んで食べている。そのことは一応赦してあげる。食べなきゃ餓死するから。「赦してあげるけど、その分あとで返すんだよ」って、こう言うのが勇気づけじゃないですか。(回答・野田俊作先生)

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