小1、4月から不登校
Q0391
小学校1年生です。4月に入って学校へ行きません。せめてあと数か月してから決めてほしいです。どうしたら行かせることができるか?
A0391
行かせることはできますが、どうか私に聞かないでください。親が行かせようとすること自体にこの家の育児の問題点がある。「パセージ」に出てください。病気の根は深い。小学校1年生の子が学校へ行かないのと、中学校1年生の子が学校へ行かないのとは、今でもやっぱり問題の根が違うと思う。小学校へ入ったときの不登校児と、5年生以上の不登校児とは性質が違うと僕が言ってきた。母子分離不安とは言わないけど、昔はそう言う人がいた。そうは言わないけど、やっぱり家庭育児の失敗だと思う。小学生の場合は。大きな要因は。だから育児の失敗をちゃんと修復しないといけない。良いチャンスだから。「パセージ」に出て、「課題シート」を書いて、リーダーさんによく相談して、不登校から頭を離して。育児に欠陥があるんだと思って。その欠陥を修復するチャンスだと思ってください。早い時期にこうなってよかったよ。育児の欠陥を修復しておきさえすれば、学校へ行く行かないかは小さな問題だと思う。良い家庭があって、良い親子関係があれば、その子はもっと自由に決断できるようになるでしょう。今は、何かわからないけど、どっかに問題があるんだと思ってください。小学校5年生以上の子が初めて学校へ行かない、それまで機嫌良く学校へ行ったのに行かないのは、これは思春期的問題であって、親子関係の問題よりも友人関係とかそっちのほうの問題だろうと思うから、カウンセリングするんだったら子どものほうをやってもいいと思う。小学校1年生なら、子ども自身の人格的問題ではないと思う。子どものカウンセリングをしてもしょうがないと思う。教師のカウンセリングは意味がある。教師が子どもを学校へウエルカムできるようにするには、子どもを歓迎するようにできるのは意味があるかもしれないけど、家庭がそういう試練のある場、ちょっとしんどい場へ子どもが出て行けるように準備をしてあげなかったことにあると思う。子どもが、世の中、楽なことだけして暮らせるんだと思ってしまったということにあると思う。つまり子どもが家事に一緒に参加してこなかった。親と苦楽をともにしてこなかった。楽だけともにして苦はともにしてこなかったことにあると思う。そのあたりを学び直したほうがいいと思う。(回答・野田俊作先生)