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スレッドNo.246

理念の違う同僚

Q0414 
 教育理念の違う同僚とはどのように協力関係を築いていけばいいでしょうか?忘れ物をした子どもに漢字1ページ、ひどいと毎日3ページくらい書かせている。またこの子どもたちは常に責められ続ける。時間が遅ければ早くしろ、食べるのが遅ければ早く食べろと、何をしても怒られ続けられる。子どもたちは、怒られないようにしなければということだけを学んでいる。どこのクラスにもほぼいる。私も子どもたちと同じように、毎日怒られ続けられている。毎日がつらい。

A0414
 1,適切な側面を探す。どんな場合にも、イヤなことがあったら適切な側面を探す。2,何を学んでもらいたいかを考える。3,その学んでもらうために何をすればいいかを考える。これが手順です。この手順をつらいつらい3日間の体験から思いついた。今年、パセージリーダーの養成を3回しました。1回は落第生クラスで、特別支援学級みたいなクラスで、アスペルガー症候群みたいな人が多くて、どうしたらいいのか考えて、こういう人たちに助言するには、「心がけの助言」をしてもしょうがない。「もっと人の気持ちをわかりなさい」とか、「相手の立場になって考えなさい」というのは、どうしていいかわからないんです。誰にでもできる行動を積み重ねて、それで今やっていることを改善しないといけない。そうすると、「適切な側面を探しなさい」は具体的な行動です。この先生の適切な側面は、そう思って探せばあるはずです。とても熱心に指導しているとか、いい子たちになってもらいたいと思っているとか、凄いエネルギーかけてるとかいいうのをまず探しなさい。それをその先生に伝えなさい。「先生は凄い熱心に指導なさっていますね」と。で、この先生にどんなことを学んでもらいたいのかを、こっちがイメージします。子どもたちと良い関係を保ちながら教育することを学んでもらいたい。良い関係を保ちながら教育するのをどうやったら学んでもらえるかというと、その先生がたまたま良い関係を持って話をしているとき、「ああ、先生、今子どもとの関係が良かったから言うことを聞いてくれましたね」と言ってあげる。その先生が成功したときに言う。失敗したときでなくて。あるいは、自分が子どもと良い関係を持って、ちょっと子どものイヤがることをしてもらうのを見てもらう。モデルを見てもらう。そういうふうにして学んでもらう。作戦を立てる、目標を立てて目標のための手段を考える。こういうことをすると変わると思う。だから、まず何はともあれ「あの人たちは私と違う。全然違う。やっていることは全部ペケ」と思わないで、その人の良いところを探しましょう。これは凄い力です。ポジティブな側面を探さないといけない。(回答・野田俊作先生)

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