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スレッドNo.279

授業が成り立たないクラスで生徒は?

Q 
 私の学校では、授業が成り立たなければ話し合いをして次はどうするか、原因は?とグジャグジャ言うことになっています。でも一方的で少しも役に立たず、やり直しを10回以上したというスペシャル悪クラスでした。野田先生のお話で、なぜ全体責任があるのかはわかったような気がしますが、今年も居残りがいっぱいあると思うとグッタリです。生徒の私にも何かできることはありますか?

A
  授業が成り立たなくなることについて、先生は何ができるか生徒は何ができるかを問うべきで、「なんでそんなことになったのか」原因を問うべきではないと思う。先生は「わかる授業」をすべきです。私はいつもこうやってクラスルームマネージメントの話をしますが、いくらクラスルームマネージメントが上手でも授業がヘタだと何にもならない。それは患者さんの話をとてもよく聞いてやさしいけど、手術が下手な外科医と一緒なんです。何の値打ちもない。まず授業の技術を上げることがすごく大事です。授業の技術については、今まで教育大学で「技術」というところに焦点を当てて研究している学者がすごく少なかった。僕らの世代の人たちから、授業の技術研究ということをやり始めて、黒板(白板)の使い方だとか、パワーポイントの作り方だとか、教科書の使い方だとか、中身じゃなくて「形式」の研究を学者がまじめにやるようになりました。そういうことはすごく大事だと思う。子どもたちが理解をし学問って面白いと思い、それは確かに人生に役に立つと思って学べるような授業があって、その上にクラスルームマネージメントがあるんだと思う。それが先生の仕事です。生徒のほうは、わからないところをどうやって学ぶかとか、騒いでいる子に何をしてあげられるとか、自分たちでクラスの自治というか目的をちゃんと考えて、先生も生徒もみんなが一致した目標を作って、そこへ原因を考えるんじゃなくて解決志向的に最後どうなればいいか、具体的にはどんなイメージに向かっていくのかわかり、それをステップ分けして、まず最初これをやろうとみんなで協力してやっていくべきなのでしょう。(回答・野田俊作先生)

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