11歳女子、不登校。親の気持ちを言ってもいいか?
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不登校の11歳の女の子のことです。家事の手伝い頼んでもしてくれないことが多い。そのときは何も言わないで私がします。こういうとき、「がっかりしたな」とか「やってほしかったのに」と、私の気持ちを言ってもいいでしょうか?
A
「がっかりしたな」と言うと、子どもは「私は役に立つ力のある人間だ」と感じるかどうか、「この親は信頼できるいい人だ」と感じるかどうか、「この世界は安全で住み心地のいいところだ」と感じるかどうか、自分で判断してください。
家事はしてほしいものです。そのことについて一度、関係ないときに話すんですね。もめている現場で話し合わないで、落ち着いて冷静に話せるときに話すのが大きなコツです。
「お皿洗いしてもらえる?」「イヤよ」「じゃあ他に何してもらえる?」「猫の世話する」とか。子どもにしてもらいたいことで、子どももしたいことを探す。冷静な状態で話をして決めたい。
もしもそれが実行できないときは、その場で「猫の世話すると言ったでしょう」と言わないで、また落ち着いて話せる別のときに、「あなた、あれはイヤみたいね。じゃぁ他に何か代わりをしてくれる?」と聞く。(回答・野田俊作先生)