ゲーム好きの高校2年息子
Q
私は47歳の母です。現在高校2年生の息子はゲームが好きで夢中です。私はその姿を見るのが嫌いで、勉強してほしい。昼間のテレビ使用は、「私の許可なく使用しては困る」と言っています(野田:ああ、強制的なんだ)。一応許可を取ってゲームをしていますが、私としてはもういいかげんにしてほしいと腹が立ってきます。いっそ本人がしたいだけさせるのがいいのか、このままでいいのか。本人は大学へ行く希望を持っているようですが、勉強していないのが現状です。私は勉強してほしいと思っています。
A
こんなんよう取り合わんわ。この(親子-)ゲームを続けると、子どもは永久に勉強をしませんよ。だって、勉強したらお母さんの勝ちで、勉強しない限り子どもの勝ちだもの。「権力争い」というゲームです。
なんでそうだとわかるかというと、途中で、「腹が立つ」と書いてあるから。お母さんが腹が立つということは、権力争いをしているということです。ということは、お母さんの望む方向へは絶対に行かないことを子どもは決心している。そこから降りないと、まったく話は前に進まなくて、子どもをますます勉強しない、ますますゲームばかりする子にするでしょう。
ということは、母親が子どもを勉強させようとする心が子どもを不幸にしていっている。「何とかあの子に勉強してほしい、ゲームやめてほしい」と願えば願うほど、子どもの未来はどんどん暗くなる。子どもの大学はどんどん遠ざかる。
どうしましょうか?今日からもっと願いましょうか、今日で願うのをやめますか、好きなほうにしてください。