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スレッドNo.623

センシティブとセンシブル

Q 
 「アスミ」から日々瞑想のお許しをいただいています。本日は「人情の機微」について教えてください。センシティブ=他人の気持ちがわかる、センシブル=自分の気持ちに敏感、と説明されたのですがよくわかりません。「アスミ」でも、他人がどう思うかはエゴで、自分の感じに気づくことが結果として他人の気持ちがわかることだと逆説的な説明をされていますが、いまいちよくわかりません。今生での私の大きな課題であると思います。よろしくお願いします。

A
 なんでこんなわかりやすい話がわからんのやろ。傷つきやすい人ってわがままなんです。何か人に言われて傷ついて気にしている人というのは、何を気にしているかというと、自分の地位や名誉や財産や安全を気にしているんじゃないですか。「あの人バカね」と言われて、「ああっ」と傷ついている人は、結局「誰が可愛いか」というと自分が可愛いんです。傷つきやすさというのは、実は私利私欲の裏返しだということをわかってほしいんです。それが人の気持ちがわかることじゃない?そういう人たちに限って人の気持ちは全然わからないんです。「私の気持ちをわかってよ」と言う人に限って、人の気持ちをわかる気はまったくない。そう思いません?そういう自分の傷つきやすさを武器にして、「私の気持ちをわかってよ」と言って、相手のやり方や言い方に注文をつけることも、やっぱりアドラーの言う劣等コンプレックスの一種です。それを慢性的にやる人のことを神経症者と言います。神経症の人って無茶苦茶敏感で傷つきやすいと世の中の人は思っているけど、僕は神経症の人に無茶苦茶言うのが好きなんです。だってあの人たちは全然傷つかないもん、実は。ただその武器としてやってるだけで、ほんとは無茶苦茶鈍感で何言っても大丈夫だから、言いたい放題言っているんです。「傷ついた。ひどい」と言うから、「うんうん、ひどいよ私は。だってあなたに僕がバカだの卑怯者だと言っても、もしほんとに卑怯者なら言う前から卑怯者で、卑怯者でないなら言う前から卑怯者じゃないし、言われたあとも卑怯者じゃないんだから、何言ってもかまわないんじゃないですか」と開き直っちゃうんですけど。そういう自分の傷つきやすさを武器にして生きているというのは、ハートがちゃんと開いていない証拠です。他の人たちとの繋がりを感じる力がないから。私のすることは、いつもすべての人に影響を与えるんです。僕が何したってすべての人に影響を与えるんです。組み込まれているというのはそんな意味です。私が今1つ呼吸したらあなた方の酸素をちょっとだけ奪ったんです。今こんなところにいるから気にしないけど、私が宇宙船に閉じ込められていたら、「そんな大きな息するな」と絶対怒るよ。私のすることがいつも他人に影響を与えるんです。そのことにビクビク、オドオドするんじゃなくて、自分の保身のためじゃなく、相手の安全のために、相手への貢献のために気がついている状態をセンシティブと言うんです。自分が助かるためじゃなくて。だからセンシティブになりたいと思うんです。それが共同体感覚の1つの側面だと思います。だから凄いわかりやすいです。自分のために敏感なのがセンシブルで、他人のために敏感なのがセンシティブです。自分の利益のために敏感なのがセンシブルで、他人の利益のために敏感なのがセンシティブです。

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