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スレッドNo.639

家事を頼むと断られる

Q
 関係は悪くないのですが、家事を手伝ってもらおうと思って頼むんですが、断られることが多いです。家族の者にそういう傾向があります。長い習慣がこのようになったと思いますが、どうしても家事労働が多くなります。頼むときの言葉やチャンスが下手くそなのかもしれません。自分自身に勇気づけするのにどのようにすればよいでしょうか?家事を丁寧にすること、毎日の日常生活を丁寧にすることに喜びを感じるにはほど遠い毎日を送っています。

A
 だいたいね、これは発想の一番根本のところで間違っていて、「家事はあんまり楽しいから子どもになんか絶対にさせるものか!」と、こう思っているの。子どもに、「あんたはダメ。こんな楽しいことをあんたにはさせられません」と言うと、したがるんです。まず親のあなたがそれをエンジョイする方法を見つけないといけない。家事って楽しいことよ。僕、毎日お掃除するんです。「生きるとは掃除することだ」という哲学があって、僕らの細胞は24時間ずっと掃除をし続けているんですよ。知ってますか?われわれはなんで呼吸するかというと、体全体をお掃除するために呼吸するんですよ。なんで食べたり排泄したりするかというと、体全体をお掃除するために食べたり排泄したりするんですよね。食べるというのは1日3回とかしかしないし、排泄も小便も含めて1日数回とかだし、呼吸もたかだか1分に20回ほどしかしないけど、細胞1個1個のレベルで見れば、その瞬間瞬間に新しいものを入れ古いものをそこから排泄しないと死ぬんです。家というのも生き物です。家、生き物だと思いませんか?ここからちょっと南へ行って西中島のほうへいくと、古本屋さんが前あったのが、そこの店主が亡くなったかなんかで誰も住む人がいなくなったら、家が朽ち果ててきてるんですよ。おじいちゃん(店主)がそこで古本屋をしているときは、その家は生きていて朽ち果てたりしなかったのに、人がいなくなったらどんどん崩れていくんです。あれ不思議だと思いませんか?もっと神秘的なことを申しますと、私の父親が死んだとき、家の心電計が壊れたんです。「おー、これ親父が生きてるときこの人も一緒に生きてたんだ」と弟と笑ってたんですけど、ほんとに機械とか家とか道具とかいうのは持ち主がそれを一生懸命使っていると、命が吹き込まれて生きていて、持ち主がいなくなると死ぬじゃないですか。家ってそうなんですよ。だからあなたの家も生きてるんですよ。その生命を保つためには、毎日掃除をしてあげないと家が腐ってくるんです。そう思って掃除をする。「これは家を生かすためなんだ」と。生きている家に住むのと死にかけ腐りかけている家に住むのとどっちがお好きですか?そう思うと、家事は楽しい仕事をしていると思うんです。「あー生きてるなこの家は」と。「お母さん、手伝わせて」「ダメ、何言ってんのよ。こんな楽しいことあんたなんかにやりません」と言うと、「そんなこと言わないで手伝わせて」「しょうがないわね、ほんとに。困った子ね」と言って手伝わせてあげるんです。

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