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スレッドNo.70

遺伝か環境か

Q0306
 「不適切な行動の目的」4番目の「無能力を誇示」する人たちは、生まれつきそういう性質を持った人たちなのでしょうか、それとも育っていく間に勇気をくじかれてそういう状態になったのでしょうか?

A0306
 わからないです。アドラーもわからないと言っている。遺伝と環境は両方ともライフスタイルの形成に影響を与えるだろう。どっちがどの程度関わっているかわからない。実験のしようもない。全然わからないけど、もし生まれつきだったとしても、親が注意して育てれば、その人たちの勇気をくじかないようにして育てれば、「無能力を誇示する」という感じにはならなかったと思う。例えば、統合失調症的な資質が遺伝としてあるかもしれない。ないかもしれない。あったとしても、親がその人たちに侵入的・支配的育児をしなかったら統合失調症にならなかったと思う。それは例えば、糖尿病とか高血圧症も遺伝ですが、糖尿病的食事とか高血圧的食事とかをしなかったら一生ならない。それが塩分や糖分をたくさん食べるとかするとなるわけでしょう。それと同じように、たとえ遺伝であったとしても、小さいときからアドラー心理学を学んで勇気づけながら育てれば、まっとうな人に、まっとうな人というのはおかしいけど、無能力を誇示する段階かで行かなくてすむだろうと思う。(回答・野田俊作先生)

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