はろーあげいん
みなさん連休の予定はいかがですか?
しっかり仕事の予定のはわゆーです。
ネタ切れなんて意見から、小ネタでもお役に立てればと今回も参上致しました。
『お仕置き家庭交換制度』
玄関をくぐり、荷物を持った女の子が挨拶をする。
A「今日からお世話になります。Aです」
奥から家主が出て来て答える。
家「いらっしゃい。
まあまあ、ずいぶん可愛らしい娘が来たのね?
どうぞ、上がって」
そのままリビングで談話のシーンへ移る。
ここまでのやり取りを背景に、女の子の説明の語りが入る。
[語]
これはそれ程遠くない、少し未来のお話し。
超少子化で、集団教育の学校は機能しなくなり、義務教育は全てウェブに移行された。
集団生活で養う、対人スキルや、社会生活への順応力を補う為、新たな制度が出来上がった。
【家庭交換社会育成制度】。
通称、【こども交換法】である。
A「え〜?男の子なんですか?
私、男の子の家に来るの初めてです」
家「あらそう?でも緊張しないで大丈夫よ。
ウチは男の子も女の子も来た事あるから。
心配な事があれば何でも言ってね?
ここでの生活の間、私がママだから」
[語]
簡単に言えば、各地域の子供達を交換し、様々な場所や環境で生活する事で、社会への順応性を学び、養おうと言う法律だ。
国内なら北から南、貧困家庭や富裕層、田舎や都会、と生活の場は様々。
数ヶ月毎に変更され、滞在先はランダムで決まる。
そして今回、私は男の子を子供に持つ家庭で生活する事になったのだ。
男の子の部屋に入り、Aは辺りを見回す。
A「うわぁ…、これが男の子の部屋かぁ…。
思ってたより片付いてるな」
部屋には、野球のボールやギター、漫画本やゲームのような、男の子らしい物が置いてあった。
A「…うん、臭くない」
部屋の匂いも確かめ、Aは自分の荷物の整理を始める。
しばらくして、家主の声がする。
家「Aちゃ〜ん?
少し片付いたらおやつにするよ〜?」
A「あ、は〜い。すぐ行きま〜す」
一段落してAが部屋を出る際、部屋の棚の写真立てが倒れる。
特に気にせず、写真立てを戻してAは部屋を出るが、その時には写真立ての異常に気付く事はなかった。
〜数日後〜
家主が勉強中のAの部屋に入って来て尋ねる。
家「Aちゃん、どう?少しは生活に慣れた?」
A「あぁ、…はい。大丈夫です」
家「そう?良かった。
私夕食の買い物に行くから、洗濯物の取り込みお願い出来る?」
A「はい、じゃあコレ終わったら入れておきます」
返答を聞いた家主が部屋を出ようとすると、写真立てに気付く。
家「あら?コレどうしたの?」
A「えっと?どう…?って?」
家「…壊れてるけど?」
A「え?!…私…知らないですけど…?」
写真立てが壊れている事実にAは戸惑う。
家「知らない…って?
この部屋Aちゃんしか居ないでしょう?」
A「え、でも本当に私知らな…?…あっ?!」
話しの途中で、前に写真立てを倒した事をAは思い出した。
家「ほら?…Aちゃん?
壊しちゃったのなら、直ぐ言ってくれないと」
A「え、でも、前に倒した事はあるけど、
壊れてるだなんて本当に知らなか…」
家「コレね、息子が大事にしてる物なの」
A「…あ…」
辺りには何とも言えない、気まずい空気が流れていた。
家「Aちゃん?
この家に居る期間は、あなたはウチの子よ?
悪い事をしたらどうなるか、私には教える義務があるの」
A「えっと、だから私、ホントに知らな…」
家「写真立てを壊した事は仕方ないわ?
…でもね?誤魔化そうとウソをつく事はイケナイ事なの」
A「あの、違くて、ウソとかじゃ…」
家「お尻ぺんぺんです」
A「だから違…、…え?」
家「ウチでは悪い子はお尻ぺんぺんされるの」
A「え?…ソレ何ですか?」
この未来では既に、お仕置きでお尻ぺんぺんされると言う事自体を、知らない子供ばかりだった。
家「知らないようだから、勉強しなくちゃね?」
家主はAを引き寄せ、膝に乗せた。
家「昔から、子供の躾としてされて来た、一番効果的な方法なの」
A「え?怖いよ。何するんですか?」
家「子供が悪い事をした時は、こう言う風に膝に乗せて、お尻を…」
そう言うと、家主はA軽く叩いた。
A「…ったい!痛いよ!
恥ずかしいから止めて!」
家「こんなんじゃ済まないわよ?
泣いて謝らせるのが目的じゃないの。
お尻ぺんぺんは、反省させる事が目的なのよ。
しっかり勉強しなさいね?」
ここからお仕置きシーンが始まる。
家「ウチに来た子達は、みんなこうやってお尻ぺんぺんされたのよ」
A「ヤダぁ!痛い痛い痛い!!」
やがて家主はAの下着に手を掛ける。
家「本当のお尻ぺんぺんは、お尻を出して、直接真っ赤になるまで叩くのよ!」
思わずAは息を呑んだ。
A「あぁ?!ヤダぁ!
男の子の部屋でお尻出すなんて、絶対ヤダぁ!!」
抵抗虚しく、Aは初めてお尻ぺんぺんと言う文化を体験する事になった。
[語]
その後、私は数ヶ月の間、この家でお尻ぺんぺんのある生活をした。
こども交換には、学習記録が次の家に伝えられる。
それからの私の生活には全て、お尻ぺんぺんが当たり前の事として、伝えられる事になってしまった。
って感じです。
そう言えば、作品作りの時って参加する演者さんに合ったネタを合わせるんですか?
それともネタに合った演者さんを募集する感じですか?
卵が先か、ニワトリが先か気になるはわゆーでした。
じゃまた。
はわゆーさん、こんにちは。
新ネタご提供ありがとうございます。
キャスティングに合わせた台本を考えるか、台本に合わせてキャスティングをするか~うーん、どっちだろ?って言うか、これはケースバイケースですね。どっちもありです。ただぶっちゃけそんなに緻密に考えているわけではありません。プラン通りに行かない場合もありますからね。