感想
野の風です。
野の風の感想です。
隣まで来たる朝刊明易し (アイビー)
夏の夜の明けがたが早くなり隣まで朝刊がもう届いている。すっかり夏も其処まで来ているのですね。
一徹は親父ゆずりよ冷奴 (てつを)
てつをさんは冷奴一つにも親父に似て質素に耐えることが出来る性格をもっているのですね。
紫陽花のけふの色出す雨の糸 (新之助)
きれいな俳句ですね。七変化に色をいろいろ変えながら雨の雫を落としている状況が見えてきます。
噴水の飛沫浴びゐる石の像 (泉也)
石の像は金沢の兼六園の歴史的に有名な方の像とのこと、無いものねだりで見てみたいいですね。