選句の感想
新之助です。
今回の句会で最高得点を獲得されたてつをさん、アイビーさん、おめでとうございます。
また、高得点句を出された泉也さんほかの皆さんも、おめでとうございます。
それでは、初陣としての小生の選句感想です。
☆小鳥来るいつも決まってお八つ時(てつを)
作者の家の庭に小鳥が来る時が「お八つ時」であるとは、とてもユーモラスのある
楽しい句と思いました。
☆枝豆の丹波の香り口に入れ(泉也)
丹波の黒枝豆は味は勿論ですが、特徴のある香りのものとのことですが、その枝豆を
食べながら、その香りも楽しんでおられる作者の笑顔が見えるようです。
☆身に入むや今は寂れし繁華街(アイビー)
多分、作者がお若い頃、良く通った繁華街が、今は寂れている姿を詠われたものと思います。
小生の住んでいる伊勢市にも「銀座新道」という場所で、気の合うものとカラオケを歌った場所が
ありますが、今は寂れているのを見て、作者の本句に託した気持ちが理解できます。
☆干し柿を楺んで一口味見せり(野の風)
多分、作者が知人に対して「この干し柿美味しいから食べませんか」と揉んで渡して
いる風景を詠われたものと理解しましたが、どうでしょうか。
ほかの皆さんからの、感想文もお待ちしてます。