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スレッドNo.191

アイビーの感想

アイビーの感想 
新之助さん、幹事役お疲れさまでした。皆様の投句から1句づつアイビーの感想を述べさせて頂きます。

ひとかどの児等の物言ひ初笑 てつをさん
正月で子や孫が寄ったときの光景だろうか。おそらくは就学前の幼い子が、いっぱしの大人に言うようにタメ口をきいたのであろうか、周りの大人は一瞬、キョトンとしやがて爆笑の渦となった。座の雰囲気がいっぺんに和ごみ、華やいだ雰囲気になった。まことに正月らしいめでたい句となった。

初夢やトイレ探して目が覚めり 新之助さん
初夢だからといって、お誂え向きに富士山や鷹や茄子が出てくるわけでもない。無粋な話だが生理現象だからしようがない。何せ切羽詰まっているのだ。我慢の限界だ、もうだめだ、というところで目が覚めた。ああ、夢でよかった、と胸をなでおろした新之助さん、初夢が初笑いになった。

初夢や亡妻(つま)と有馬の露天の湯 泉也さん
泉也さんは旧臘、長年添い遂げられた奥様を亡くされた。本来ならともに祝うべき筈が、言いようのない喪失感のうちに迎えた正月。それにつけても長い年月には色んなことがあった。しみじみ回顧に浸る泉也さん。夫婦して有馬の出湯に浸ったことも。珠玉の想い出だ。

雪吊りの十万石の城晴れて 野の風さん
弘前城は雪景色でしょうか。津軽藩十万石の格式を誇る弘前城、その流麗な雄姿は雪を被りいよいよ気高く聳えている。それにしても雪吊りの静な佇まいから目を転ずれば、雲一つない冬晴れが清々しい。

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