2023春のミニ句会選句結果
2023年春のミニ句会の選句結果を発表します。皆さんのご協力によりスム-ズに
進行できました。アイビ-さんには掲示板の管理者としてお世話になりありがとうございました。
なお、小生の不手際で通し番号の最後の5句を21~25とするべきところを26~30として
しまいました。この番号で選句していただいたものと思いますので選句結果の発表もそのままの
番号でいたします。ご了承下さいますようお願いいたします。
引き続き、皆さんの選評、感想文あるいは自句の作句背景など活発な交流を図っていただければ
幸いです。
春のミニ句会選句結果
1、最多得点句
最多得点は、5点で以下の2句です。
29 山焼に部落総出の日曜日(アイビ-)
19 土肥やし土を信じて春田打つ(てつを)
2、最多得点者
最多得点者は、11点で以下の3人です。
泉也 アイビ- てつを
3、全句の選句結果
新之助作 8点
1 料峭や朝はすぐには起きられず (野の風)
2 早春やされど枯木のあちこちに
3 春雨や音なく静かに降ってをり
4 浅春の雲ゆつくりと動きをり (泉也 てつを アイビ-)
5 春光を窓越しに受け書斎かな (泉也 野の風 てつを アイビ-)
野の風作 9点
6 たわいない会話弾みて日脚伸ぶ (新之助 泉也 アイビ-)
7 青饅に晩酌進む一日かな (てつを)
8 こぎん挿す乙女のゆびや春炬燵 (◎てつを)
9 ふるさとの山左折して鳥雲に (新之助 アイビ-)
10 節分や鬼祀る村静かなる (泉也)
泉也作 11点
11 一粒を十と卒寿の年の豆 (新之助 アイビ-)
12 鬼となる保育士目掛け豆を撒く (てつを)
13 残雪の日溜りに猫動かざる (◎新之助 ◎野の風)
14 「小諸なる古城のほとり」草萌ゆる (◎アイビ-)
15 草青む遊具の手入れ余念なく (野の風 てつを)
てつを作 11点
16 古草や掛け合ひ行ける爺と婆
17 雪国の暮らしてふもの少し知り
18 師の棺へ句帳歳時記黄水仙 (泉也 野の風 ◎アイビ-)
19 土肥やし土を信じて春田打つ (新之助 ◎泉也 野の風 アイビ-)
20 如月や我が世にifのありたれば (◎新之助)
アイビ-作 11点
26 二段づつ上がる階段春立ちぬ (泉也 野の風)
27 目を皿にやつとひとつの蕗の (新之助 ◎野の風 てつを)
28 弱さうなひよろひよろ鬼に豆打てり
29 山焼に部落総出の日曜日 (新之助 ◎泉也 ◎てつを)
30 灯籠は有楽好みや寒椿