感想
野の風の感想です。
家苞(いえづと)に巨峰ピオ―ネマスカツト(てつを)
家苞の意味が解らなかったのですが、調べてわが家に持ち帰るみやげもののことだと分かりました。色々な種類の葡萄を土産に持って帰るてつをさんの家族愛が俳句によく現れています。
玄関を開けたちまちの金木犀(アイビー)
私も庭に金木犀がありますが、今年は特にきれいにビックリするほどたくさん黄色い花をつけました。アイビーさんと同じく玄関を空けたら部屋まで匂いに満ちて何となく幸せな気持ちになりました。
秋の雲流るるままの余生かな(泉也)
私も今年80歳になり、余生を生きていることを実感しています。
秋の雲を眺めながらゆっくり来し方を振り返っている泉也さんの姿が浮かんできます。
秋の風けふの幸せふと感じ(新之助)
秋になって吹く風には初秋の残暑をともなって吹く風、晩秋に は冷気をともなって吹く風があるが、いずれにしろ秋の風に幸せを感じる新之助さんは幸せな余生を送っているのだと感じました。