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スレッドNo.472

アイビーの感想

てつをさん、お取りまとめにお世話をかけました。アイビーの感想です。

一湾の夕陽に浮かぶ牡蠣の棚 (泉也さん)
志摩半島の養殖牡蠣の筏を夕日が眩しく照らします。リアス式の入り組んだ海岸線は何時見ても穏やかで一枚の鏡のようにきれいです。そんな平和な光景を句にされたが、今年は異常なほど水温が高く変調を来たしていると聞きます。私たち個人レベルで努力してどうなるものでもありませんが、どうも取り返しのつかない事態が進行しつつある、そんな気がしてなりません。

靴下を布団の中でぬぐ無精  (野の風さん)
少々行儀の悪い句ですが、この季節、特に私たち中高年の男性の共感を呼ぶ句になりました。この句に共感すると言うことは、とりもなおさず、布団の中で靴下を脱いでいることを白状するようなものですが。日常の一コマをユーモラスにまとめられました。

吾ら住む星の危ふし冬星座 (てつをさん)
私たちの地球も銀河系の星のひとつです。銀河系に生命体の存在する星が幾つあるのか知りませんが、私たちの地球はヒトの個体数が増え、様々な問題を引き起こしています。地球温暖化もその一つでしょうか。あるまいことか、霊長類ヒト同士の戦争も。この地球、どうなってしまうのでしょう。冬の銀河はあんなに美しいのに。

眞向ひの白壁屋敷冬紅葉 (新之助さん)
白壁の美しさ、冬紅葉の赤や黄色の艶やかさと上手く対比させた句。特に日本建築の漆喰の土蔵などに紅葉した蔦が這い、余白のように白壁を残す様は自然の造形の見事さを表しています。視覚に訴える、色彩豊かな一句

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