泉也の自作あれこれ
アイビーさん
泉也です
句会お世話様でした。いつもの自作あれこれです。
雑詠の部、今回私、新年の季語で頭に初の字のつく季語に挑戦してみました。調べたら初のつく新年の季語沢山あるのに驚きました。初日・初景色・初鏡・初鴉
暁闇に身を引き締めて初日待つ
句意ははっきりしているのですが中七「身を引き締めて」と7音にするため「・・・て」としました。最初「心引締め」としていたのですが、寒いとしろで日の出を待ってるので「身を引き締めて」としました。
初景色この明るさにある余生
歳をとるとどうしても自分の人生を詠みたくなり、こんな句になりました。これから先長くはないので、明るく過ごそうとの思いです。俳句としては「?」です
初鏡齢重ねし顔なるや
自分の顔を鏡でみてびっくり。ひねくれ爺そのもの。これなら曾孫を私が抱こうとしたら「いや‣いや」と泣くのは当然と納得した次第。俳句としても自己主張のしすぎですね。
東雲に威を正し啼く初鴉
鴉にしたら別に威を正していたわけではなく、此方が元旦という事でそのように見えたので「威を正し」とした次第。
兼題の部
今回の兼題「去年今年」題詠「生」。投句2句とも最前言った通り、自分の人生の思いを詠みました。
90過ぎ迄生きたことを「売り物」にしていると自分自身感じ恥ずかしいです。
晩歳やあるがまま是と去年今年
中七「あるがまま是と」これが今の私の信念です。
お屠蘇酌み今年も目指す生一本
これからは物事に余りこだわらず、気楽に過ごそうとの願望の句です。
新之助さん
私の句の選評、有難うございます。今年もよろしくお願いします。