選句感想
新之助です。
早々に、泉也さんの自作あれこれ頂き、その後、アイビーさん、てつをさんの感想文もあり、楽しく拝見しました。
どうも、有難うございました。
小生の感想文を述べさせて頂きます。
☆緑さす修築成りし朱の鳥居(てつを)
どこの鳥居でしょうか。新緑の中に修復された朱の鳥居が緑と朱の対比でとても鮮やかに見えます。
伊勢神宮でも遷宮の折、鳥居も新しいものとされますが、この鳥居も本宮の修復に伴う修復かと思われます。
よろしければ、どこの鳥居が教えて下さい。
☆卒寿来て未だ余白あり新茶汲む(泉也)
九十歳になられた作者が意気盛んの思いで新茶を飲まれている姿は素晴らしいです。
その元気な様子を中7の「未だ余白あり」の言葉で書かれているのはとても素敵です。
「卒寿越え」よりも原句の「卒寿来て」のままの方が良いと小生は思います。
☆あっけらかん生きて食して心太(野の風)
「あっけらかん」の言葉が作者の自由気ままの生活態度を表して良いと感じました。
☆目の遇ひし犬が尾を振る五月かな(アイビー)
この犬は、作者の愛犬か、いつも見かける近所の犬でしょうか。
いずれにせよ、作者と目があって尾を振るような間柄と思います。
五月晴れのある朝の光景でししょうか。
野の風さんからの感想も是非聞かせて下さい。