夏の句会
野の風です。
皆さんの感想興味深く読ませていただきました。
野の風の感想です。
臥す妻に送り語らふ団扇風 (泉也)
病気で寝こむ妻に優しくゆっくり団扇を揺らして語りかける。泉也さんの奥さんへの
愛情がこの句から読み取れます。
七変化あわれお前も老いるのか (新之助)
私の庭にもいろいろの色のあじさいが咲きました。しかしいつの間にか枯れて色あせてしまいました。私にとっても老いを感ずるこの頃です。
団扇もて虫をはらひて投了す (アイビー)
囲碁だろうか、それとも将棋だろうか。団扇で虫を払った瞬間、負けを認め、投了する様子が目に見える様です。くやしかったのでしょうね。
団欒のよすがでありし団扇かな (てつを)
団扇を揺らしながら親しい者たちが集まって夏のひとときを楽しく時を過ごす、幸せのひとときですね。.