感想
野の風です。
野の風の感想
逢えばみな残暑嘆くに始まりぬ(泉也)
本当に泉也さんが言う様に今年の夏は暑い日が続いています。知人と会っては先ず暑さを嘆きます。そのものずばりの俳句ですね。
公園に機関車据わる忍草(新之助)
私の家の近くにも古い蒸気機関車のある子供たちのための交通公園があります。子供たちを乗せるミニ機関車も走らせており、休日には子供たちで賑わいます。
新之助さんの地域の公園には忍草(忘れ草)が咲いているようですが、機関車と忘れ草それも又情緒がありますね。
手を叩くところで揃ふ盆踊(アイビー)
津軽には「どだればち」という盆踊りがあり、「どだればち」とは津軽弁で「どこのどいつ」という意味であり、ちょうどこの俳句のように手のたたくところでみんなの踊りがそろいます。興味のある方はネットで『どだればち』(津軽甚句)を検索してみて下さい。
露天湯に舞ひのもてなし赤蜻蛉(てつを)
露天湯に入ったら赤トンボ飛んできた。舞のもてなしの表現が良いですね。
早速YouTubeで津軽甚句どだればちを拝見しました。太鼓の鳴り物も入って、随分、本格的なものですね。