泉也の自作あれこれ
野の風さん
この度もお世話になり有難うございました。
いつもの泉也の自作あれこれです
1.車椅子押し病院の道寒し
これ妻を偲んでの句。近所の整形へ週一回車椅子を押し冬の最中リハビリに連れて行った風景です。
良くなると思う反面悪くなっていくのじゃないかと交錯していて余計寒さを感じました。
こんな心情の句なのですが、この句心情が出ていませんね。今気が付いたのですが、「病院へ」これ「リハビリ
へ」としたほうが良かったと。
2,寒茜釣り人の影細りゆく
冬夕焼けの中堤防で釣りしている人を見た風景。私も釣りキチでしたので、長い事釣り人の動きを見ていたら
夕日が落ちるにつれ、釣り人が細くなっていくように感じたので「細りゆく」としました。
3.一本の包丁研ぐも年用意
釣った魚は食べるのが魚に対する供養だと屁理屈を言ってこれまで料理してきました。そんな事でマイ包
丁を年の瀬には研いでいました。 句として私はすつきりとした句が出来たと思っています
4.冬の鳥羽根の一枚ベランダに
この句類句が多数あると思います。ありきたりで駄目ですね。
野の風さん、この句1点で無く0点ではないでしようか。
5,蒼空に二羽の鷹舞ふ竹生島
これ実際見た風景、大阪と比べ竹生島は湖‣草木・寺院のみで空気が澄んでいるし、街騒も無いので、こんな
豊かな所で舞うなんて羨ましいと感じ詠んだ句です。
昔こんな句も詠みました。「賤が岳眼下に舞ふや二羽の鷹」