選句の感想
新之助です。
今回は、幹事のてつをさんには、投句者の一人が病気のため、選句出来なくなりました中、
最後まで、本句会の運営を頂き有難うございました。
それでは、小生がトップバッターで選句の感想を述べさせて頂きます。
他の皆様も、続いて、感想など、お願いします。
☆春場所や郷土力士の大一番(野の風)
多分、この力士は作者が青森の方なので、「尊富士」と推定されます。
小生の妻も青森出身なので、この力士を応援していましたので、
作者が本句を詠まれた気持ちがよくわかります。
☆万里越へ海渡りくる黄砂かな(泉也)
上5,中7の表現が黄砂の動きを巧みに表現していると思いました。
☆開け閉(た)ての度に軋む戸春寒し(アイビー)
上5を「かいへい」といわず、「あけたて」と表現したため、
句の格調が上がったように感じました。
☆老梅の若枝育む力かな(てつを)
小生が春に見ているのは、老木の桜の方ですが、このような老木の
若枝が花を咲かす力を「若枝育む力」と表現された点が成程と思いました。