泉也の自作あれこれ
アイビーさん
この度は幹事ご苦労さんでした
いつもの泉也の自作あれこれです
滝しぶき浴びつ屈託溶かしけり
この句に皆さん特選に入れて下さり、びっくり。有難うございます。大変嬉しいです。
僧侶が滝行しているテレビを見て、「よし俺も滝浴びて抱えている悩みを流そう」考え僧侶と一緒に滝浴びてると仮想。その結果、悩んでもどうしようもないと解り気が楽になりました。
こんな情景を詠んだ句です。「浴びつ」は「浴びつつ」としたかったのですが中八になるので「浴びつ」としました。後日、「滝しぶき浴びつつ溶かす屈託や」としてみましたが、どちらが良いか分かりません。
久々に尋ねる郷は麦の秋
今回の兼題「麦秋」、すぐ思い出したのがふるさと丹波の山奥の麦畑。昔はどの農家も麦を栽培していたので邑全体が麦畑。そんな昔の風景を詠みました。アイビーさん「麦秋」の兼題有難うございました。おかげてふるさとを思いだしました。
海紅豆散らば庭先紅に染め
今回の題詠が「海」それで挑戦、何かと考えていた時、近所の団地に今を盛りと咲いている梯姑(デイゴ)。これは別名海紅豆、この花散った弁も長いこと同じ紅色を保つので庭を「紅に染め」としました。中々題詠も面白いですね。
釣船の先陣と飛ぶつばめ魚
つばめ魚は飛魚の別名。五音にしたかったので「つばめ魚」としました。この句も昔釣りに行った時の風景です。
皆さん御免なさい。昔の事とか、夢想の俳句ばかりで申し訳ありません。私今年92歳になるので、現時点で実体験できなくなったのでお許しください。これからもよろしくお願いします。
全員の特選というのは、ちょっと記憶にないです。おめでとうございます。