やりかたを180度変えてみるのも大事
開発テーマが停滞しているなと思ったら、今までの前提条件をリセットして、今までダメだからやらないと判断していたことを
やってみることでブレークスルーできることが多々あります。
例1: 私の場合、RTKテーマは、4年前IMUのyaw角精度がよくないので、RTK MovingBase方式でスキー板の方向角を正確に測定する方式を採用してきたのですが、ここ2年ほどは、ダメだと思っていたIMUを再度持ち出してます。
理由1:4年もたつとIMUが改良されてくるので、yaw角精度があがる
理由2:RTK MovingBaseは、アンテナが2個必要でかさばるが、IMUは、チップ基板だけでyaw角が得られる
理由3:IMUも高級IMUなら、RTKを凌駕できるほど精度がでている。
例2:無線方式の変遷
無線データログは、Xbee、BlueTooth、ESP-NOW、UDP、HTTPと次々と変化してきてます。
理由1:プログラム能力がついてくると、対応できる方式が拡がる C#からPythonでWEB系へプログラムが変更されてきた
理由2:マイコンの能力の限界で、無線方式の選択が変わる、ESP32とTeensyでは、選択する無線方式が異なる
例3:Pythonができるようになると今までのデータ処理がバカみたいに見えてきた
理由1:今までEXCEL,VB,C#でデータ処理してきたのですが、Pythonの強力なライブラリーを使ってみれば、今までなんであんなに苦労して時間と手間をかけてデータ処理をしてきたか、情けなくなります。
理由2:5年前からPythonは、ラズパイでいじってきたのですが、組込み言語として判断していたので、組みやすい言語だけど遅いという理由で排除していた。しかし、組込みでなくPC上でデータ処理と用途を変えたみたら劇的に良い言語であることが判明した。一つに用途でその言語がダメだと思っても他の用途では使える場合を考えて言語を使い分けするのが正解だった。
●年月の経過とともに、以前の判断をくつがえしていかないと時代遅れになってしまいますので、常に、これでいいのかと自問しながらテーマ開発を進めていかないと、やってきたことが完全に無駄になってしまうので、怖いです。