【メディアの変遷 事例 その12】フジテレビの件
フジテレビの件大騒ぎしているけど、事実としてでていることが見えてないので、なんとも言えませんが、被害者が警察に訴えてないのに、こんな騒ぎになるのが不思議な事件だと感じてます。
●企業のコンプライアンスは、基本です。
上場企業は、ガバナンスとコンプライアンス、SDGsは、厳守が必達で、それを外せば会社の存続が危なくなるほど、企業にとって、重大なことです。
中でもキチンとした企業では、コンプライアンスについては、法律に触れるというより、違法性に対するマージンがどれだけあるかという観点で管理されてます。万が一の確率でも違法な案件に引っかからないような企業活動をするために、法律スレッシュホールドよりはるかに距離を置いた位置で、企業内で管理しています。道交法で言えば、制限が50kmhなら、40kmhで常時走行して、万一の場合だけ50km走行をするという運用です。
ですので、フジテレビのように、週刊誌にたたかれただけで、売り上げが急激に落ちたり、経営陣が辞任しなければならない事象は、起きません。きちんとコンプライアスを実施している会社なら、週刊誌にたたかれても、即座に、完全否定できるので、騒ぎになりません。フジテレビは、過去の行動に違法性があるかもしれないと後ろめたいものをもっていたから、今回程度のことで、ひっくりかえってしまうということだと思います。火の無いところに煙がたたないということです。
●危ない会社業界が増えてきた。
コンプラにマージンを持たないので、何か違法性を指定されると、身に覚えがあるかないかわからなくなってしまう会社です。万一でも、絶対違法性にあたる行為を会社としてやっていない管理をしてないから、ちょっとうわさがでただけで、大騒ぎになって、信用がおちてしまいます。
三菱UFJの貸金庫泥棒なども、銀行業界の凋落の表れてとみていいと思います。
ビッグモーターは、保険業界の腐敗があって氷山の一角です。保険、銀行、証券など金融業界は、インターネットの時代で凋落していく運命の業界ですので、どこが生き残る判りませんので、これからも、とんでもない事件が業界から発生していくと思われます。
●これからマスメディアで事件がおきる
フジテレビの属するマスメディア業界は、インターネットに食われて、広告収入を年々おとしてきているなかで、今回の事件が起きてます。過去からの古いしきたりを脱皮できない証拠であり、コンプラが厳しくなっている時代に乗り切れてないから、今回のように、一社員の問題を文春にたたかれただけで、会社が崩壊危機に見舞われます。日本の産業界からみると、バカやろとしか思えない企業統治ですので、スポンサー企業でもコンプラがうるさい企業は一斉にCMを控えるのは、企業統治として、日本の産業界の恥だと思ったからだと思います。フジテレビのような会社が日本にあってはいけないという産業界の意思です。ですので、フジテレビに限らず、マスメディア特にテレビ業界は、厳しい目を国民と産業界から向けられて、それに応えて変われる会社は生き残って、変化できない会社はつぶれると思われます。
新聞各社も同様で、フジの事件は、マスメディア業界を巻き込む問題になると思います。
文春自体も批判を浴びますので、マスメディア業界で生き残る会社はあるのかという現状だと思います。