－－－金曜昼下がり－－－

馬さん『こんにちは。御隠居いらっしゃいますかぁ』
御隠居「おっ、その声は馬さんかい。じゃぁ、勝手に上がっておいで」
馬さん『へい、へい、勝手知ったる他人のお家ってねっ』
　　　『御隠居、こんにちは』
御隠居「はい、はい、馬さん、こんにちは」
馬さん『済みません。連チャンで来てしまいました』
御隠居「前にも言ったが毎日でも構わないよ」
馬さん『そう言って貰えるとありがたいです』
　　　『御隠居。南斗ハズレ馬券さん、影丸参上さん、寝ぼけたじじいさんの御三方が返信に書いてくれましたね』
御隠居「うん。嬉しいな。ありがたいね」
　　　「何だか上手く運ぶんじゃないかと思えて来るヨね」
　　　「まぁ、御茶を入れよう。少し待ってておくれ」
－－－寸の間経ちました－－－
御隠居「はい、お待たせ。御茶請けは昨日の残りだけどいいかい」
馬さん『はい、勿論です』
御隠居「で、明日だけどね。どうだい」
馬さん『はい、アザレア賞は枠番なし発表でミを持つく馬が３頭並びで枠順発表で①③④番』
　　　『２番を強調していると取れます』
御隠居「うん、私もそう取ったよ」
馬さん『で、山吹賞２枠２番にホウオウリムジン北村友一』
　　　『これは汗血馬さんが良く言ってた五行説の黒と北』
　　　『２番３番の北村並びで強調でしょう』
御隠居「うん、同感だ」
馬さん『これだけでも十分２番から買えるでしょう』
御隠居「それと４枠６番から最初の文字がマ・ロ・モ」
　　　「１頭置いた２番が３文字目オ・７文字目ジ」
　　　「１番２文字目小さいヤ、戻って３番５文字目ル」
馬さん『え～っと、マロモオジャル、麿もおじゃるか』
　　　『柳生一族の陰謀で成田三樹夫さんが演じた烏丸少将・・・ですかね？』
　　　『最初が東映の映画で次に東映と関テレが組んだテレビのシリーズ』
御隠居「テレビだと2008年の佐野史郎さんと2020年の波岡一喜さんも演じてるな」
　　　「それと１・２・３番でオジャリマスルも出来る」
　　　「確か烏丸少将がそんな台詞を言っていたと思うんだが」
馬さん『やはり２番じゃあないですかね』
御隠居「山吹賞は14頭立てとなって５枠に７番と８番が入ったからには相手に買わない訳にはいかない」
馬さん『黄色の花が七重八重に咲いていますか』
御隠居「柳生一族の陰謀から１番と10番と11番」
馬さん『一族の１番と柳生十兵衛の10番は分かりますが11番は何ですか』
御隠居「あれっ、馬さんにしては鈍いね」
　　　「柳といえば11月だろう」
馬さん『あっ、花札か』
御隠居「それと兼明親王が醍醐天皇の第11皇子だからね」
　　　「但し、中山１Ｒ６枠11番にチャンミコチョロンがいるからコッチかもしれないけどね」
　　　「中山１Ｒには１番ミドリタツ北村宏司と10番コンテソレーラ津村明秀・手塚貴久」
馬さん『１（ミ）＋10（コ）＝11（ミコ）ですか』
　　　『緑立つ、ですしね』
御隠居「それとね、現役馬で馬名にミコが付く馬は10頭いるんだが今週出走する馬は２頭だけ」
　　　「土曜の中山１Ｒと６Ｒで土曜の柴田善臣センセ騎乗もこの２つ」
　　　「善臣センセが乗る馬が１Ｒ８枠16番サクブットと６Ｒ６枠８番ダイアヴィック」
馬さん『サ・ダイに臣ですか。左大臣ですね』
　　　『あぁっ、サク、咲くもあるのか』
御隠居「最初だから様子見で中山１Ｒは11番と16番の複勝とワイドかな」
　　　「７枠が13番シャンゼリゼハートと14番キガタレイでキタン」
　　　「山吹伝説を取り上げた常山紀談と繋がる様で気にはなるんだけど様子見で点数を増やしたくないから見送る」
馬さん『中山６Ｒ１枠１番ワカミヤノミコトと善臣センセは１Ｒの結果を見てからですか』
御隠居「そのつもりだが１番の複勝は買うよ」
　　　「山吹伝説を取り上げた和漢三才図絵のワカがあるからね」
　　　「他だと中山４Ｒ３枠６番アノヒノアヤマチと４枠８番バロックパールでアヤマロ、文麿が出来る」
馬さん『烏丸少将は文麿でしたね』
御隠居「そうそう、山吹賞は４番国枝栄・３番手塚貴久・２番ホウオウリムジン・３番レイデラスール」
　　　「枝手折るとなっているんだった」
馬さん『娘が道灌に花が咲いた山吹の枝を手折って渡す』
　　　『枠連は２－５ですか』
御隠居「そう枠連は２－５の１本で行く」
　　　「でも、よく直前で気が変わるからねぇ」

～お後が宜しい様で<(_ _)>～