汗血馬:御隠居と馬さんの会話
―――水曜の昼下がり―――
馬さん『こんにちは。御隠居いらっしゃいますかぁ』
御隠居「おっ、その声は馬さんかい。じゃぁ、勝手に上がっておいで」
馬さん『へい、へい、勝手知ったる他人のお家ってねっ』
『御隠居、こんにちは』
御隠居「はい、はい、馬さん、こんにちは」
馬さん『済みませんねぇ。三日続きで押しかけて。』
御隠居「昨日も言ったけど馬さんなら一週間に10日来てくれても構わないだがね」
馬さん『また、五月みどりですか』
『御隠居、ひょっとしてファンですか。五月みどりの』
御隠居「いや、私は妹の小松みどりの方が好きだった」
馬さん『あぁ、姉妹で両方みどりじゃあ変だろうというツッコミが入った方ですね』
御隠居「うん、でも小松みどりさんは本名が緑だったんだよ」
馬さん『えっ、知りませんでした』
『じゃぁ、姉が妹の名前を芸名にしたんですか』
御隠居「そこは、よく分からないね。事務所が付けたのかもしれない」
「まぁ、御茶を入れるから少し待っていておくれ」
「今日も良いお茶請けがないんだが」
馬さん『御隠居、でぇ丈夫です。今日も用意して来ました』
御隠居「ほう、それは楽しみだね。じゃあ、御茶の用意をするから待ってておくれ」
-----寸の間、時が経ちました-----
御隠居「お待ちどう様」
馬さん『ありがとうございます』
『昨日は長明寺の桜餅だったんで、今日は言問団子をお持ちしました』
御隠居「ほう、言問団子も新宿伊勢丹で売っているのかね」
馬さん『あっ、違います。新宿のデパートでは売っていません』
『池袋の東武なら売っていますが、御団子だけなんですよね』
御隠居「うん?他にもあるのかい」
馬さん『はい、もう一つ、都鳥最中をお持ちしております』
御隠居「成程。名にし負はば、かぁ」
馬さん『はい、いざ言問はむ都鳥』
御隠居「洒落てるねぇ」
馬さん『長明寺の桜餅だけじゃ片手落ちだと思ったんでね。買って来ました』
御隠居「態々、向島まで御苦労様でした」
馬さん『いえ、いえ、それほどのこっちゃぁ、ありませんよ』
『それより御隠居。この大晦日には、伊東家の食卓の特番があるらしいですよ』
御隠居「へぇ、そうかい。そりゃぁ、楽しみだね」
馬さん『8年振りとかいってましたが、8年前と違って家族全員揃わないかもしれないって話が出ています』
御隠居「えっ、あぁ、そうか。三宅健クンが事務所移っちゃったからな」
馬さん『チゲェやす。チゲェやす。そっちはでぇ丈夫だろうって話です』
『日テレさんも忖度していないとアピール出来るからいいんじゃねぇかって言われています』
御隠居「じゃぁ、誰だい」
馬さん『へぇ、先程の五月みどりです。ほぼほぼ芸能界引退している様な状態だそうです』
御隠居「でも、お母さんがいないと寂しいね」
馬さん『それは、そうなんですけどね。それは置いておいて競馬の話』
御隠居「うん、そっちの方が大事だね」
馬さん『伊東家の食卓といえば裏技ですよね』
御隠居「うん、そうだね」
馬さん『今週は、有馬記念がある中山がメインで阪神は裏』
御隠居「まぁ、そうともいえるかな」
馬さん『阪神Cに登録があるダディーズビビッドはどうですか』
御隠居「え~と、ダディーは父か」
「ビビッドは目の覚めるような走りを。とあるね」
馬さん『ビビッドで調べるとですね』
『躍動的な。強烈な。鮮やかな。なんてぇのも出て来ます』
御隠居「何だかしっくりくる名前だね」
馬さん『ねっ、そうでしょう。そうなんですよ』
御隠居「馬さん、悪いが私も乗せて貰うよ」
「分かっているよ。自己責任だ。来なくても文句一つも言いやしない」
馬さん『いや、来ないと困るんですよ』
『結構、切羽詰まってるんで』
~お後が宜しい様で<(_ _)>~
汗血馬さんこんばんは。
相変わらず、江戸ッ子の私にはたまらなく粋で洒落た内容で素晴らしいです。
阪神C自己責任で乗らせて頂きます。
あと、明日の退院決まりました。
汗血馬さんの話しのおかげで、飽きずに過ごせました、ありがとうございます。
有馬記念も楽しみにしていますね。
寝ぼけたじじいさん、退院おめでとうございます。
御隠居も馬さんも安堵していると思います。
これからも笑顔を忘れずに過ごしていきましょう。
笑顔で免疫力を上げてこの寒い冬を乗り切りましょう。
口角を上げるだけでも効果はあるといいますので是非やって下さい。
汗血馬さん、寝ぼけたじじいさん、こんばんは。
明日の枠順抽選後は、この板どうなるのか、さぞ凄いことになるとおもいますが。
僕は、抽選後はすぐに買い目出ますが。
皆さんの書き込み楽しみに読ませていただきます。
寝ぼけたじじいさん、明日退院とのこと、心配は、足腰弱ってませんか、早めのリハビリ頑張って下さい。
病室の番号も馬券に一票加えて下さい。
では、良い有馬記念でありますように。
船橋リーさん、ありがとうございます。
幸い足はまだ弱って無く、普通の暮らし問題なく過ごせます。
ちなみに、病室の番号が401と410で、どちらも1―4です(笑)