イギリスの聖歌隊の伝統
宗教に疎いと、名前が似ているので、ウエストミンスター大聖堂聖歌隊(Westminster Cathedral Choir)とウェストミンスター寺院聖歌隊(Westminster Abbey Choir)を間違えることがあります。
今回採り上げたウエストミンスター大聖堂聖歌隊は、カトリックの教会ですが、いわゆる聖歌以外の曲も演奏しています。
詩篇第2篇(Psalm 2)
テレビの賛美歌(TV Songs of Praise)
日本の少年合唱団は、初期においては、ウィーン少年合唱団の来日がきっかけで誕生したことが多く、発声等においてもドイツ・オーストリアの少年合唱団をモデルにしてきた傾向がありました。
もちろん、日本の少年には、頭声発声を活かしながらも、日本語の特質を生かした発声があるという考えのもとに、指導をされてきた団体もあります。ビクター少年合唱団の歌を聴くと、そのような指導理念を感じます。
ところで、イギリスには、繊細な響きの聖歌隊の発声の伝統があり、20世紀後半に誕生した聖歌隊員の中には、アレッド・ジョーンズ・アンソニー・ウェイ・コナー・バロウズをはじめ、最近では、カイ・トーマスやルカ・ブリュグノーリやマラカイ・バヨーのようにスーパースター化した例があります。また、作曲家やオルガン奏者も、少年聖歌隊員出身者が多いという特色があります。暁星小学校聖歌隊の響きは、イギリスの聖歌隊の響きをモデルにしています。この辺りは、また歴史で採り上げたいと思います。
先日ご紹介したウィーンの森少年合唱団のCDは、題名『シューベルトとシュトラウスのメロディー』や、CDジャケットのデザインこそ違いますが、同じ曲が収められたものが、YouTubeで公開されています。
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また、『心と魂に響く合唱音楽 (Chormusik für Geist und Seele)』と題されたCDも、聴くことができます。
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植木壱太(ソプラノ♪7ボーイズ)が「白いハコ」(川崎市)で歌った「ブカブカパジャマ」「友だち」「Universe」がYouTubeに公開されています。これは、ソリストとしての歌です。氷板さんは、ソプラノ♪7ボーイズの野外コンサートを撮影し続けていますが、その技術は、素晴らしいと思います。