東京オリンピックの頃の少年合唱によるアニメソング
昭和39(1964)年は、東京オリンピックが、敗戦後大都市は焼け野原となって、50年経っても昭和5(1930)年のレベルに回復するかどうかと言われた日本が20年足らずで、初めてアジアで開催されるということで、日本選手の大活躍で国全体が沸いていました。また、それに合わせて東京ー新大阪間を新幹線が3時間10分でつながれ、戦後復興が本格化しました。そんな奇跡的なことを行ったのは、戦前生まれの普通の日本人です。
なお、日本で、少年合唱が盛んとなったのはこの時期です。
アニメは、ますます盛んになりましたが、「宇宙」という名がつく作品も多く、「空を飛ぶ少年」というコンセプトで、アニメが創られていることが多かったようです。一方、「おそ松くん」のようなギャグマンガも出てきましたが、絵が緻密さを欠いて、歩くときの脚の動きがおかしかったことが心に残っています。
ただ、当時の日本では、アニメというよりも「漫画」に対する偏見は強く、本は悪書扱いで、「頭を使わないから、子どもの教育に悪い」といった論がPTA等でも盛んでした。この辺り現在は隔世の感があります。
昭和39(1964)年
「ビッグX」(上高田少年合唱団、太田淑子)
「少年忍者風のフジ丸・たたかう少年忍者」」(鹿内孝、西六郷少年合唱団)
昭和40(1965)年
「宇宙少年ソラン」(上高田少年合唱団)
「宇宙パトロールホッパ」(上高田少年合唱団)
「スーパージェッター」(上高田少年合唱団、台詞:市川治)