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スレッドNo.626

明治時代初期の唱歌

 明治時代初期の唱歌は、西洋のメロディーに日本語の歌詞をつけたものが多く、教育目的で使われました。そのような明治時代の唱歌には以下のような有名な曲があります。

 『小学唱歌集』収録の代表曲
「蝶々」 原曲:ドイツ民謡「Hänschen klein(坊やが行くよ)」春の野に舞う蝶々の情景を描いたシンプルな歌詞。(ここでは、その当時の歌詞で)
若草児童合唱団   



「蛍の光」 原曲:スコットランド民謡「Auld Lang Syne(オールド・ラング・サイン)」勉学に励み、感謝の気持ちを持って未来へ旅立つ心情を歌う卒業歌。
NHK東京児童合唱団   


「仰げば尊し」原曲:「仰げば尊し」の原曲は、アメリカ合衆国で1871年に出版された楽譜に収録されていた「Song for the Close of School」という曲。作詞はT・H・ブロスナン、作曲はH・N・D 平成23(2011)年に、東京音楽大学名誉教授の桜井雅人氏がアメリカの古い音楽教材の中からこの原曲の楽譜を発見しました。恩師への感謝と別れの情景を歌った卒業歌。
ひばり児童合唱団   


「庭の千草」原曲:アイルランド民謡「The Last Rose of Summer(夏の名残のバラ)」秋になり、草花が散っていく様子を描いた哀愁漂う歌。(里見義 詩)
11歳男子 名前不詳  


「菩提樹」原曲:シューベルト作曲の歌曲「Der Lindenbaum(菩提樹)」旅人の心の拠り所としての菩提樹を歌った情緒的な歌。(近藤朔風 詩)
金竜少年少女合唱団(台東区立金竜小学校)  


明治時代の唱歌の特徴としては、① 西洋音楽の導入:外国の旋律に日本語の歌詞を載せるスタイル。② 道徳教育の重視:子どもたちの情操教育・愛国心の育成を目指す。③ 郷土愛や四季の情景:日本の風景や自然を題材にした内容のものが多く、明治時代の唱歌は、現代の日本の音楽教育にも多大な影響を与え、今もいくつかの曲が歌い継がれています。また、明治時代後期には、日本人が作曲した作品も登場しています。

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