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スレッドNo.654

明治の日本人が作曲した創作唱歌(その3)

 明治後期になると、郷土愛や四季の情景:日本の風景や自然を題材にした内容の唱歌も誕生するようになります。例えば、明治期の代表的な作曲家である滝 廉太郎は、明治33(1900)年に、組歌(歌曲集)「四季」を出版していますが、これには、「花」(当初は「花盛はなざかり」だった)、「納涼」、「月」,「雪」の4曲から成り立っています。現在では、「花」だけが、独唱曲や合唱曲としてよく歌われています。滝 廉太郎は、その序文において日本語の詩による芸術的に高度な曲の必要性を訴えています。
「花」 タンポポ児童合唱団   


同時期に発表された「夏は来ぬ」は、佐佐木信綱作詞、小山作之助作曲の唱歌ですが、小山作之助編『新撰国民唱歌 第二集』(三木楽器店、明治33年6月)にて発表されています。
「夏は来ぬ」 西六郷少年少女合唱団   

 
また、明治43(1910)年に刊行された『尋常小学読本唱歌』に、「月」「ふじの山」「海」「虫の声」「我は海の子」のような作品も現れましたが、この中には、現在も小学生の教科書に掲載されて歌われているものもあります。
「月」 NHK東京児童合唱団   

「こうま」 ひばり児童合唱団    

「ふじの山」 ソプラノ♪7 ボーイズ  

引用して返信編集・削除(編集済: 2025年12月09日 00:05)

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