ラウダーテ・ドミヌム(Laudate Dominum)(その1)
「ラウダーテ・ドミヌム (Laudate Dominum)」は、ラテン語の詩篇(詩篇117篇=日本語聖書では「詩篇116B」)の冒頭句による、神を賛美するための聖歌・合唱曲です。このタイトルを持つ作品は数多くありますが、最も有名なのは、モーツァルトの作曲によるものです。この曲はカトリック典礼音楽としてだけでなく、「人間愛・平和・感謝の象徴」として演奏されることも多くあります。冒頭部は非常に穏やかで静かな祈りに満ち、ソプラノ独唱が流麗な旋律で「神の慈しみ」を讃えます。伴奏は弦を中心に柔らかく支え、宗教的でありながら深い人間的感情が漂います。終盤では合唱が加わり、荘厳な和声が展開します。モーツァルトの宗教曲中でも特に抒情的・瞑想的で、「天上の美」と称されることもあります。特にボーイ・ソプラノで歌われこの曲は、「清純な信仰」「天使の声」の象徴として広く愛されています。なお、他の作曲家の「ラウダーテ・ドミヌム」としては、ペルゴレージ、シャルパンティエ、シューベルト、ラターの作品もあり、長い年月にわたって多くの作曲家に採り上げられた詩ということができます。
アクセル・リクヴィン(Aksel Rykkvin)
カイ・トーマス(Cai Thomas)
ポントゥス・リンドクヴィスト(Pontus Lindqvist)
アントニオ・デ・ラ・トーレ(Antonio de la Torre)
ウィーン少年合唱団(Wiener Sängerknaben)