‘24 夏の特別編 感想
お久しぶりです!今回はリアタイで追えず録画で視聴したので、若干世間の反応を見てしまったことによるバイアスがかかっているかもしれません…
・追憶の洋館
’19秋の印象が強い諸橋さんによる一話目は、やはりオチは見えてしまっていて、実は小説の登場人物が〜のくだりも「あ、そうなんだ…」というあっさりした感じであまりどんでん返しという感触は無かったですね… あとやっぱり所々で時間を引き延ばしている感じが強く出ていたように感じます ただ一話目からエグい描写を多く差し込むのは、昨今の規制の風潮に対抗している感じがして好印象でした
・友引村
村を題材にしたホラーとなるとどうしてもワンパターンになりがちで、これを敢えて世にもでやる意味は…?と感じてしまいました また骸骨を出して怖がらせるというのもこの番組ですることではないよなあと思ってしまったり…オチももろに「おばあちゃん」のような感じで驚くまではいきませんでしたし、CMを挟むタイミングもおかしく感じてしまいました 世にもとして見なければまあ手堅くまとまってはいるのですが…
・人類の宝
個人的に今回のMVPはこれでした 世界文化遺産保全機構という奇妙な設定や導入から始まり、道中も一貫して、ホラーともコメディとも言えない奇妙な世界を体験させてくれました 新納さん演じる三嶋は口ぶりはウザいもののどこか憎めない、いいキャラをしていたように感じます ただ中盤で主人公が保護される喜びを知った時点で終わりにしてもよかったんじゃないかな…?この話にしてもやはり、間延び感は否めませんでした
・週刊 元恋人をつくる
最初のCMからもう植田監督の作品であることが滲み出ていて、導入から一気に引き込まれました オチはある意味、今回の特別編の中で1番ゾクっとしたかも… またここ最近お馴染みの、「主人公が突然変な設定に飲み込まれてCGや過剰な編集で笑わせてオチも投げやりな短編」的なコメディじゃないのもよかったです そこの見せ方は流石植田監督だと思いました
・順位
1位:人類の宝
2位:週刊 元恋人をつくる
3位:追憶の洋館
4位:友引村
今回はどれもいまいちパンチに欠けていたというか、視聴後に今回のイチオシはこれだ!となるような作品が無かったですね…ブラック系中心であることはいいのですが、それがどれもホラーやサスペンスとして上手く作れていない印象でした ブラック系の個人的なヒット作が「コンシェルジュ」以来出ていないので、秋ではまたスタッフさん達にはブラック系中心で攻めていってほしいですね
今回はテラーの口から「私は存在し続けるので」「こうして長年人々を見ていると…」「退屈を埋めるために皆さんを奇妙な世界へお連れします」といった胸熱な言葉が多く出てきたのがとても嬉しかったです 2020年の時は、30周年のお祝いが番組中でほとんどされなかったことに加え2025年には35周年を迎えるので、来年はちょっと期待してもいいのかな?と思ったりしました あと2009年、2014年、2019年といった節目の年の前年の秋は傑作が出るというジンクスがあるので、次回も期待したいですね
スタッフの皆さん、今回もありがとうございました!
たこやきさんお久しぶりです!
録画のため、先に世間の反応見ちゃって…というのはあるあるですよね。私も大昔そのパターンでフラットな気持ちで見れなかった回があるので、お気持ちよくわかります…(笑)
>節目の年の前年の秋は傑作が出るというジンクス
私もこのジンクスがあることから、次回は今から既に期待していたりします(^^;)
「恋の記憶~」ほどの傑作は難しいかもしれませんが、新旧ファンも納得の作品が何かしら出てほしい…!