6年間ありがとうございました
大変遅くなってしまい申し訳ありません。医学科6年の志水です。
はじめに、OB戦にいらっしゃった大多和先生、猿渡先生、千場先生、興梠先生、與田先生、高野先輩、岩田先輩、古丸先生、田村先輩、河野先生、麻美先生、中川先生、お忙しい中お越しくださり、本当に有り難うございました。OB戦のみの開催にも関わらず、多くの先生、先輩方にご参加いただき、心より嬉しく思います。
男女合同練習では急遽練習場所が変わり幹部は不測の事態に対応が大変だったと思いますが、頑張って対応してくれてありがとうございました。OB戦では現役生の試合を後ろから応援させていただきました。先生、先輩方に敗北してしまったものの、引退前から交流のあった後輩が成長しているのを嬉しく思うとともに、一年生の部員たちが戦力として貢献しているのを見ると、これから選手層が厚くなっていくのが楽しみです。
さて、一方の私自身は6年を通して部活に対して何か貢献できたのかというと、いささか疑問ではあります。テニスが得意で団体メンバーに選ばれたわけでも、かと言って中川先生のように初心者ながら負けるもんか根性を見せて部活全体を盛り上げていたわけでもありません。その上、勉強もからっきしで常に進級ギリギリでした。後輩から悪い意味でフェニックスと呼ばれるくらいにはギリギリでした。自分にはこの部活は向いていないと思い何度も辞めたいと思っていました。
そんな私が6年も続けられたのはひとえに先輩方のおかげだと思います。なんの長所もなかった私を一年の時から気にかけてくれて、また面白いと思ってもらえたおかけで「まだこの部活にいよう」と思い続けることができました。従順なわけでもなく、むしろ生意気な方だったのに、かわいがっていただいて本当にありがとうございました。よく6年続けてよかったという先輩がいらっしゃいますが、僕もそう思っています。ただ、自分は少し先輩方とは意味合いが違うかもしれないです。自分はこの部活を6年続けて人間性を矯正され続けなければとんでもない人間が社会に放たれてしまっていたと考えると部活に入ってよかったと心底思います。
後輩に残すメッセージはどんなものにしようか考えながら他の同期たちの投稿を見ていると、私よりも遥かに素晴らしいコメントばかりで、今更僕から部員全体に特になくなってしまいました。(笑)ですので、私からは部活に居心地の悪さを感じているような人にメッセージを送りたいと思います。今テニスをするのが好きな人にはあまり必要のないことかもしれないので、そういう人は読み飛ばして構いません。僕が伝えたいことは2点あり、一つ目は「自己肯定感を下げすぎないこと」、二つ目は「開き直りはしないこと」です。
1つ目について、おそらく部活に入った人は誰しも、多かれ少なかれ先輩から厳しい言葉ももらうと思います。ときには、自分の人格や努力を否定されることもあるかもしれません。そして、自分が部活にいる理由がわからなくなるときがあるかもしれません。そんなときに、自分のことを無能なゴミカスだと思わないでください。ある程度の謙虚な姿勢はもちろん必要だと思います。でも、自分のやってきた努力まで否定する必要はないです。そこまで否定してしまうと部活にいる意味が見出せなくなっちゃうと思うので。
2つ目の開き直りをしないことに関してですが、最近自分は仕事ができないからと言って自分のタスクを引き受けようとしない人が散見されます。僕も仕事ができない側だったので気持ちはよくわかりますが、それは仕事デキな人にとってもそうでない人にとってもプラスに働きません。仕事できる人と話していてよく言われるのが「仕事できないのはある程度能力の問題だけれどそれを改善しようとしないのは本当に腹が立つ」ということです。これを例に挙げて言いたいのは、仕事できる人を怒らせないようにしろという話ではなく、幹部やチーム、同期全体で課題を解決しようとする意識を持ってほしいということです。仕事できる人を孤立させてしまってはその先になんの幸せも生まれないです。何をしていいかわからないなら、どんな些細なことでも他の人に聞いたらいいです。聞かないよりずっとマシです。
大して何もできなかったお前が何言ってんねんと思ってる人もいるかもしれませんが、この6年間での後悔と反省をもとに書いているのでその辺は大目に見てください。
部活との関わり方は各人次第だと思います。ただ、せっかく入部したなら部活を人間的成熟の糧にしたほうがいいと思います。部活で過ごす時間は多いのでそれを無為にするのはもったいないです。
ここまでネガティブなことばっかり書いてきたような気がしますが、僕がもしもう一度一年の新歓に戻ったとしても軟式テニス部に入ると思います。それくらい、この部活ですごした時間と経験は貴重でした。本当にありがとうございました。
最後になりますが、いつも部員を見守ってくださるOB・OGの先生方、先輩方、ありがとうございます。これからはOBとして部活に貢献する所存です。今後ともご指導、ご鞭撻の程よろしくお願い致します。
長文、乱文失礼しました。