引退試合を終えて
ご無沙汰しております。6年の加地です。就職活動や卒業試験にてんやわんやで筆を取るのがこんなにも遅くなってしまいました。すみません。
先日の練習試合をもって部活動を引退することになりました。今年は西医体が開催できるかもしれないという所から一転、感染状況に伴って今年も西医体は中止となり、残念に思う一方で、仕方ないという諦めの気持ちもありました。来年こそは西医体が、そしてその前に10月の神田杯や来年の九山が開催できることを祈るばかりです。
さて、この数年、後輩達に何を残せるかを考えながら部活に取り組んで来ましたが、大した結果も出せず、スーパープレイヤーにもなれず、至って凡人の私には目に見える形で何かを残すことはできませんでした。
「部活動を通じて何を得ましたか？」就職活動の面接でよく聞かれる質問です。それに私はこう答えます。「得たものは、人と人との繋がりです」。文章にすると小っ恥ずかしいですが、本心からそう思っています。
幸か不幸か、私はこの部活に8年間も所属することになりました。入学してからたくさんの先輩にお世話になりました。勉学を理由に、部活から一時離れた期間もありました。気付けば同級生や後輩達も卒業していきました。それでもまたプレイヤーとして後輩のみんなが迎えてくれて、共にテニスをした時間はかけがえのないものでした。
まだ下の学年の子達は「なんだ、そんなことか」と思うかもしれません。それでもきっと、最後まで続けてみたらその言葉が沁みるはずです。卒業した先輩方が「最後まで続けて良かった」と言葉を残すのを見て来ました。今ではその気持ちがほんの少しだけわかったような気がします。(私は途中で休部を挟み、最後の大会もなかったので、その言葉の全てを理解できてはいないと思いますが…)
長々とお気持ち表明してしまいましたが、最後に各学年に少しだけアドバイスしようと思います。
まずは1年生。とにかくテニスを楽しめ！人生でそれほどテニスに一生懸命になれる時間は意外と少ないぞ。
次に2年生。めちゃくちゃ忙しいのはわかる。限られた時間でテニスに真摯に向き合え！
そして3年生。幹部は大変だ。でもそれがきっと君らの糧になる。頑張れ！
次いで4年生。全体を見渡して。そして自分が部活にどう貢献できるかを考えて！
最後に5年生。あっという間に引退はやってくるぞ。後のことはお前らに任せた！
そんなこと言われなくてもわかってますよ！と言葉が返って来そうですが、こんな所で締めさせていただきたいと思います。
最後になりましたが、普段より応援してくださる、OB・OGの先生方、先輩方、ありがとうございます。これからも部員へのご指導、ご鞭撻のほど、どうぞよろしくお願い致します。
長文、乱文、失礼しました。
