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スレッドNo.491

PX25シングルアンプの前段管をCV569/ECC35に変えてみました

2012年に制作したPX25シングルアンプですが、前段管をSYLVANIA 7F7から英国製のCV569/ECC35に変更してみました。7F7は6SL7相当のロクタル管でμ70ですが、CV569/ECC35はμ68で6SL7とピン接続は全く同じで事実上、ほぼ同一の真空管なのですが、ソケットをロクタルからオクタルに交換して聴き比べると、音質はかなり違っていました。

自作のアンプは永遠のプロトタイプであり、思いついたらいつでも思いどおりに変更できます。10年経ってまた少し違った音質を楽しむ事が出来ています。

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以下はCV569/ECC35 SYLVANIA 6SL7 SYLVANIA 7F7を並べて撮った写真ですが、6SL7と7F7のプレートの色や構造、マイカの形は見た目同一です。袴とピンが異なるだけ。

ソケットをオクタル(US)に変えた後、CV569/ECC35からSYLVANIA 6SL7に交換してみると、7F7だった時と音質はほとんど変わりません。CV569/ECC35とSYLVANIA 6SL7は特性上はほぼ同じなのに、出てくる音質の傾向が違うのが興味深いところです。

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電極の形が違うと音も変わるという事のようで、何となく納得出来る気がします。
まして初段の球だから微妙な差でも後段で増幅されて、はっきりとした差になるのでしょう。

本来ならロクタルの方が振動対策で電極の支持方法が違うだろうから、
音にも影響するのかと思ったのですが、電極の形の方が影響が大きいという事なんですね。

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黄金のアンコールさま、
ひでほともうします。
小生もおくればせ、PX25S着手考え中です。Hは、ちゃんとした国のLM338(TOー3)を10本も譲り受け、DC定電流をする予定です。10年経過のPX25S、PXのH回路はどういう点火をされたか興味深いです。なんかパイ形とか定電圧とか、貴重な球だし、怖そうで躊躇。10年もった点灯方法とか指導いただけたら幸いです。

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全回路図はこれです。何の変哲もないシンプルな無帰還の前段SRPPの2段増幅回路です。出力管のグリッドにチョークを使っていることで、PX25の真空度が落ちて若干グリッド電流が流れる状態になっても大丈夫なようになっています。現行管を使うのではなく昔の球を使用するならば、CR結合であればグリッドチョークを入れた回路の方が安心です。

PX25のフィラメントは5V/4Aのトランスのタップからブリッジ整流後、普通にCRでフィルターを構成して直流点火しています。電圧の表示がなされていますが、測定したのが深夜でトランス1次側が105Vだった事もあり4.1Vとなっていますが、100Vの時には凡そ3.9V位で、プレート印加電圧も420Vとなって完全に規格内に収まっています。

10年間使ってもゲッタは減少しましたがPX25は2本ともに元気です。一応、ストックをもう7本持っていますが、チェックのみしか使用していません。整流管のAZ50もまだ使える状態です。

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おっしゃる通りグリッドチョークは、いにしえの古典球などのグリッド電流対策には有効です。画像は拙宅の2A3シングルアンプですが、大抵の2A3は動作させます。マツダやナショナルユニオンの1枚プレートでも音は出ます。欠点としてはグリッドチョークや結合Cの容量を大きくする必要があること。またLC共振を追いやったつもりでも、NFBが掛けづらいことでしょうか。一応3.5Wまできちんと出力しますが、どうやってもそれ以上にはなりません。音質はトランス結合と同じインダクタンス結合なので、見かけより強く明るい音が出るようです。

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>インダクタンス結合なので、見かけより強く明るい音が出るようです。

私の場合はチョークをドライブ段の負荷として使ったのですが、同様な傾向の音になるようでした。
http://www.asahi-net.or.jp/~CN3H-KKC/claft/6080cspp.htm

文末でも触れていますが、特性的にはナローになっているのに出てくる音は好ましく感じました。

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