条件
高速・高負帰還、条件を満足しております。
重要な事は、補正が全く無しで、20dB の負帰還がかかっている事です、
その場合300KHz弱に+4dBのピークが発生しておりますが、原因は出力トランスの位相にあります、
50pFの位相補正を行いますとピークは減少いたします、
ただ、これ以上の補正は著しく音質劣化となります、
オシロスコープ観測のみの調整は慎むべきであります。
見落としてはいけないのは、無帰還の周波数特性です、出力トランス(EF-25-8)の特性がそのまま通過しております、
これは、増幅系のカットオフが非常に高い(MHz帯域)現れです。
重要な捨て駒!
増幅は行わない、単に位相反転に徹する、
位相反転は、増幅率(A=1)のP-K分割型、 重要な捨て駒であります、
理由は「ハッキリ聴こえる」 (スペアナ必要)
高速・高負帰還は、増幅素子の種類(真空管、半導体、)には関係なく効果が期待出来ます、
例は少ないのですが、最初期のマーク・レビンソンには、同じ血筋を感じます。