秋風や母の更紗をなほし着て
子どもの頃から茶道を習っている今日のお客さん、可愛い干菓子をくださった。「ねこのたと紙」という和三盆で、畳紙に見立てたぽち袋ほどの折り紙をひらくと、中に猫と肉球とてまりが納まっている。あらあ、じゃ今日はお煎茶で、、、と、お吟手びねりの肉球紋様の菓子皿と一番小さな茶碗と茶拓を出してくる。まるでままごと♪
茶道を習い始めの頃、「茶さじの銘は、その日の気分で季語から選べばいいのよ」と教えられ、「では、猫の恋で」と言うと、「それはちょっと、生臭すぎます」とたしなめられたそう(笑)。
茶を出しぬ炬燵の猫を押落し 金子伊昔紅
